もはやサルトルは読めません

モンゴル人妻(モンゴルと人妻の間を区切らないこと)の机に「YГ」と題した自国語の翻訳書が置いてある。YГ(ウグ)は言葉という意味だ。(その程度なら分かるのだ) 原著者は誰かと見たら、Жan-ПoлЬ Capтp とある。ん~っと、これは確か「ジャン=ポール・…

「鶏口」ト「牛後」ヲ論ズ

けいこう【鶏口】〔「ニワトリの口」の意〕「―となるも牛後となるなかれ〔=大きな団体で部下になっているよりも、小さな団体でも かしらになった方が精神衛生上いい〕 ぎゅうご【牛後】〔牛の尻(の方)の意〕強大な者につき従う者。大きな団体の、低い地位…

ドイツのTVドラマに〝出演〟した話

社会部記者だった30代半ばのある日、部長から呼ばれた。(また何か不始末が発覚したかな)と心配したが、そうではなかった。 「おい治五郎君(ではなく本名)、キミはドイツにいたことがあるんだって? ドイツ語は出来るのか」 「子供の頃に3~4年いました…

現代の2大「嫌われ者」

言うまでもありません。その二つは、①野良猫 ②喫煙者でありましょう。(写真は、①保健所での殺処分を待つ猫 ②往年の名優ゲーリー・クーパー) この30~40年の間に、どちらも「アイドル」から「社会の敵」に転落した。彼らは、もうどこへも逃げ場がない時代に…

「贈収賄のネズミ講」とは名言である

デーモン閣下=写真左=のことを、テレビのニュース番組が「デーモン閣下さん」と呼んでいるのを聞いた。「デーモン閣下」という芸名に「さん」を付けるのは間違いではないだろうが、何か違和感がある。「天皇陛下さま」みたいな・・・。 どうもデーモン閣下…

スター大量生産の時代に、ついて行けない

いずれアヤメかカキツバタ〔=① 二つの物が よく似ていて、区別しにくい形容 ②二人の女性の美しさが甲乙つけがたい形容〕 上に三人の人気女優の写真を並べてみた。どれが誰なのか、治五郎には峻別できない。みんな違って、みんな綺麗というしかない(個々の…

コミュニケーションと侮蔑

治五郎が幼少の頃、二人いた祖父の一人がこう言ったという話を聞いたことがある。「このワラシぁ、わ~んか昼行灯だいんたな」。津軽弁を標準語に翻訳すると「この子は、少~し昼行灯みたいだな」となる。 【昼行灯】〔昼にともす行灯のように〕ぼんやりして…

「タレント議員制限法」は作れないものか

憐れむなかれ、治五郎は今や他人のフルネームを記憶できない。この写真の人物は誰かって? 「そのまんま東」だろう。確か本名は東国原(ひがしこくばる)ナンタラちゅうんだ。(写真は、限りなく違法に近い育毛剤の誇大CM) ビートたけし門下のお笑い芸人…

「寅さん50年」への複雑な思い

「やっぱり土曜は寅さん!」とかいう惹句で、BSテレビ東京が何巡目かの連続放映を始めた。もう何年来、「釣りバカ日誌」と交代で繰り返している。 著作権料だけ払えば、必ず一定の視聴率を稼げるのだ。いかがなものかと思うが、これには幾つかの要因がある…

山松ゆうきちの不思議な世界

てっきり「過去の人」だと思っていたので、漫画家の山松ゆうきち (1948~)が今も現役らしいと知ったのは意外だった。 といっても、治五郎は単行本になった彼の諸作品=上=を読んだことがない。そもそも少年時代を除き、漫画に熱中した経験がない。青年時…

誰も知らない「YKK」と「お富さん」の関係

誰も知るわけはないのだ。YKKと聞いてファスナー=写真左=などを製造する有名企業だと思うのが、まず間違っている。これは横山・笠原・北島の略である。 三人とも治五郎の現役記者時代の同僚・先輩で、今のワシの年になる前後に事故や病気で他界した。彼…

自転車の旅は、ハマるとやめられないらしい

写真は、治五郎の若い友人の一人・石田ゆうすけ君(後ろ姿)である。彼のブログ「石田ゆうすけのエッセイ蔵」のトップページに掲げられている。 ワシのサンド会にも2度ほど来てくれた。どういう人かというと、かつて7年半をかけて単身、地球を一周したチャ…

台風などの災害情報をめぐる1、2の感想

今年の夏は、気象庁の緊急会見を見る機会が多かった=写真は、気象庁予報課のK主任予報官=。この人の表情や話し方が、治五郎はとても好きだ。 「幸せな面相」とでも言おうか、顔が明るいのだ。親の育て方が良かったのか、あるいは現在の家庭環境に恵まれて…

「世界翻訳の日」の空模様

<ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ われらの恋が流れる わたしは思い出す 悩みのあとには楽しみが来ると> 「おい治五郎。ご隠居! 大丈夫か? (目の前で手を振り)急に何を言い出した?」 「いや、ご心配なく。これはアポリネールの詩「ミラボー橋」の冒頭…

なぜ、卵は毎日食べても飽きないのか?

こういう重要な議題が、ときどき食卓を挟んで論じられることがある。 「小腹が空いたけど、料理らしい料理を作るほどではない。台風が通り過ぎるまで、不要不急の外出は控えろと気象庁も言ってるし」「卵ならあるけど」「それでいいや」 平時でも非常時でも…

「格」と「格差」と「格の差」

【格】㊀その社会における資格・地位・等級などの順位。「彼の方がずっと―〔=ランク〕は上だ」 【格差】平等が期待される同種のものの間に現実に存在する、高低・上下・多寡の開き。 「格」の語釈には私情を挟まない冷静な新解さんが、「格差」には敵意をむ…

新潮45と貴乃花46 治五郎は44

新潮社の「新潮45」が休刊に追い込まれた。この月刊誌は1982年に「新潮45+」という名で創刊され、45歳以上の中高年をターゲットに〝後半生の生き方〟を考えさせるユニークな存在で、幾つかの話題も提供した。 が、某女性国会議員の「LGBTに生産性なし」…

「相撲ロス」を心配する必要がなくなった

<あれ? 相撲ロスの話なら先々週あたりに書いたぞ。と思って調べたら、もう2か月も前のことだった。ことほど左様に、ワシの体を通り抜ける時間は加速している。急がないと。(何をどう急ぐんだ)> これは1年前の9月27日に、治五郎が「相撲ロスをどう乗…

もしも「治五郎食堂」を開店したら、お出しできるもの

最初に断っておくが、この構想の実現可能性はゼロだ。理由を列挙しよう。 ①開業資金がない ②資金があったとしても、経営する能力がない(そもそも計算が出来ない) ③足腰が弱っているので、厨房に長く立てない。調理中のケガも心配 ④店主に稼ごうとする意欲…

治五郎親方の大相撲秋場所総評

治五郎親方が日頃、さんざん悪口を言っている「NHK のど自慢」=上=の一番イヤなところは、「予定調和」という体質にある。45分間の生放送だから、やむを得ない側面があるのは認めるが、あまりにも「予定通り」に縛られていて、意外性がない。 あらかじ…

二つのもののうち、一つを必ず忘れる

「治五郎日記は毎回、愚にもつかないことばかり書いている」と感じる読者が多いのではないかと思う。書いている本人も実は同感だ。しかし・・・。 加齢とともに人間の体(特に首から上)が日々、どのように衰えていくかということに関して、このブログは赤裸…

「通院」と「珈琲」と「人魚」に関連性はあるか?

©水島爾保布 ありませんよ、そんなもん。しかし「上の三つを関連づけて論述せよ」という、筆記問題が就職試験に出たらキミはどうする? (出ないと思うよ) 昔は、入社試験でそんな三題噺を要求するマスコミ(出版社)があって、若き治五郎も往生したものだ…

荒唐無稽だが何度も見てしまう映画

「伊賀忍法帖」は1982年公開だというから、もう36年前になる。山田風太郎の原作=写真は角川文庫版の表紙=を読んだのはもっと前だが、映画も見たいと思ったわけではないのに見る結果になったのは、確か出張先(確か盛岡)で珍しく時間が余ってしまい、映画…

イルカさんたち自身の気持ちはどうなのか?

神奈川県で開かれたセーリングW杯の開会式会場で、イルカショー=写真=を披露したところ、海外の選手からネットに「不快だ」「ショックを受けた」という書き込みがあり、日本側が謝罪したそうだ。 治五郎などは「良かれと思って見せたのに、なんで謝るんだ…

幼き日の物語 奇跡の新訳

(以下は10年前の8月、治五郎が自紙の文化面に書いた記事。上のタイトルは見出し) 幼いころ親に読み聞かせてもらった本は、人格形成に少なからず影響する。日本学術会議会長で宮内庁皇室医務主管の金澤一郎さんが60年以上前に親しんだ『わし姫物語』を思い…

「痴漢」にされていたかもしれない私

<電車内で女性に痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われた埼玉県の20歳代の会社員男性に対し、東京地裁は12日、無罪(求刑・罰金30万円)とする判決を言い渡した。井下田(いげた)英樹裁判官は「満員電車の揺れや周りの乗客に押されて生じ…

診察予約を急に延期する人々の諸事情

どこの病院ということは言わない。(写真は、あくまでイメージだが、たまたま現実の外観と一致している) 朝の8時半、病院の女性事務員Aに、通院している男B(65歳)から電話があった。 B「あのう・・・予約を1週間、延期したいんですが」 A「はい。B…

「ハーフ」今昔

写真はビールの「ハーフ&ハーフ」というやつだが、今夜のところはお呼びでない。 新解さんに、意外なことが書いてあった。 ハーフ 〔←half blood〕混血(の人)。〔差別表現として用いられることがある〕 本当か? 混血児は昔「間(あい)の子」などと呼ば…

もう大相撲秋場所? 御冗談を。

えっ、だって〝本命不在〟の名古屋場所で御嶽海が初優勝したのは3週間ぐらい前の話だろう。なに、もう2か月になる? うそだあ。 このように、治五郎の時間の感覚が大きく狂いだしたのは、いつ頃からだろう。昨年あたりからのような気がするのだが、これま…

一人暮らしをするに「やぶさか」ではないが・・・

やぶさか【〈吝(か)】〔ためらいを感じる意。一般に「・・・にーでない」の形で〕そうすることに▵努力を惜しまない(何のためらいもない)の意を表わす。「過ちを改めるにーでない / 協力するにーでない」 新解師匠の説明に、治五郎ごときが補注を加えるの…