再び「刑事フォイル」を推す理由

ドラマの名は、原題「Foyle’s War」の方がいい。第二次大戦中に、イギリス国民がどんな体験をして何を考えたかがよく描かれていて、同じ島国でも日本と英国では事情がいかに違っていたかを深く考えさせられる。 2002年に放映が始まり、たぶん金がか…

治五郎親方と「バーサン事件」

もう、あまりコメントしたくないんだよ、モンゴル人力士の不祥事については。 前頭六枚目の貴ノ岩(28歳、千賀ノ浦部屋)=写真=が、三段目の付け人を殴ったというので引退に追い込まれた。 一年前は横綱・日馬富士に殴られて怪我を負い、横綱が引退する原…

もはや怒る気力もない

都心に出来る新しい駅の名前が、相次いで「高輪ゲートウェイ」(JR)や「虎ノ門ヒルズ」(東京メトロ)に決まったというので物議をかもしている。 公募で36票だかを獲得したという「高輪ゲートウェイ」について、落語家の立川志らく(55)=写真①=が「そ…

「飲んだら乗るな」は車に限らない

もう何年前のことになるやら定かではないが、ギタリストで子守唄研究家の原荘介さん(1940~)を連れてモンゴルへ行ったことがある。子守唄の取材で知り合い、共通の知人が異様に多いことに気づいて親交を結ぶことになったようだ。 その時のモンゴルでは数々…

時間の流れ方に関する科学的な一考察

「どうも、時間の過ぎ方が昔とは違う」とは誰もが、年を取ると実感するのではないかと思う。これを科学的に追究してみようと治五郎は思ったのである。 近所(直線距離で推定120メートル)の地蔵寺が、朝と夕の6時に鐘を鳴らす。 写真のように住職が出てきて…

激動の角界、1年を要約すると②

写真①(©共同)は、11月の九州場所で優勝・殊勲賞・敢闘賞を獲得した小結・貴景勝(左)と、敢闘賞の平幕・阿武咲(おうのしょう=右)。どちらも22歳だ。 治五郎親方は、ずいぶん前に「勝咲時代」だか「咲勝時代」だかの到来を予言したが、あながち的外れで…

激動の角界、1年を要約すると①

去年は「相撲ロス」を実感していた。15日間の大相撲中継が千秋楽(日曜日)で終わると、月曜日からは手持ち無沙汰でしようがない。(あと2か月、どう過ごすんだ⁈) それが今年は、だいぶ心境が違う。歳月というか、月の満ち欠けがどんどんスピードアップし…

また万博? もう、いいんじゃないの?

<日本が大阪誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が23日、フランス・パリで行われ、加盟国による投票の結果、日本が開催権を獲得した。大阪での大規模万博開催は1970年以来、55年ぶり2回目。国内…

「うれしいと眼鏡が落ちるんですよ」

という、オロナミンCのコマーシャル=写真=が昔あった。アナタが自分の年齢を実際より若く見せたいなら「あ、知ってる」とか「懐かしい」とか言わない方がいい。 このCMで全国的に知られるようになった大村崑(1931~)は、もともと関西限定で活動してき…

エッ、全く別人なの?

昨夕は、大相撲中継が終わる頃からテレビ各局が急に騒々しくなった。「日産ゴーン会長 逮捕」「報酬50億円 過少記載の疑い」「会長職の解任提案へ」 寝耳に水の情報をマスコミが何からどう伝えていいやら、テンヤワンヤの様子が画面から伝わってくる。 役員…

めったに外出しないと、人はどうなるか

ご高齢の先輩諸氏には、お見通しだろう。まず、毎朝いちいち着替えをする必要性を感じなくなります。「ま、いいか今日1日ぐらい」の1日が3日になり5日になるのは、当然の成り行きでありましょう。髭剃りしかり、入浴しかり。このようにして「じじむさい…

風邪を引かなくなって50年

はい、心配と言えば、そのことなのでございます。よく「馬鹿は風邪を引かない」と申すではありませんか。中3から高1にかけて一度、高熱で何日か寝込んだことがありますが、その後は風邪の症状を一度も経験しておりません。 やはり私はバカなのでしょうか?…

うまく散れなくなった日本人

「最近は相撲の話ばかりで面白くない」というブログ読者が多いのは承知しているが、治五郎は別に読者を増やそうと思って書いているわけではない。 【ブログ】〔blog←web+log〕個人が日記形式で書き込むウェブサイト。開設者は身辺の出来事や、その感想を記…

スポーツ選手のコメント今昔

何を聞いても「オッス(ウッス)」としか答えられない。それが半世紀前のスポーツ選手というもの(今はアスリートと呼ばれている)だった。 例えば、高校野球の地方大会。攻守とも絶好調で、あと1、2勝すれば甲子園へ行けるというチームの選手に、新米記者…

うらやむべし「ご当所力士」

① ② 大相撲の九州場所が、はや三日目を迎えた。毎年のことだが、一年収めの十一月場所は九州出身力士の成績が概して良く、勝ち越す力士が多いと言われる。 田舎の親兄弟や親類、顔見知りが会場まで連日、足を運んで応援してくれるのだから、普段よりも力が入…

「能」ではなく「脳」の問題。見ていてつらい

<桜田五輪相は9日の記者会見で、立憲民主党の蓮舫氏から質問通告がないため国会答弁ができなかったとしていたことについて「事実と若干違う」と述べ、自らの発言を撤回した。 桜田氏は5日の参院予算委員会で、蓮舫氏から東京五輪の理念などを問われ、即答…

キミは救急車の音に懐かしさを感じないか

「懐かしさ? 全く感じないなあ。うるさくて迷惑なだけじゃないか」という人は、自室でブラームスでも「五木の子守唄」でも、好きな音楽を聴いてて下さい。 遠くから聞こえてきた「ピーポ―ピーポ―」が接近し、目の前を通過すると「ポーピーポーピー」に変わ…

「海の親子丼」と極悪非道な私

いただき物だが新潟加島屋の「さけ茶漬」「いくら醤油漬」=写真=をセットで味わった。熱々の白飯に鮭のほぐし身とイクラを載せ、刻み海苔と大葉(青じそ)を少々。炊き立てのご飯だと、お茶や湯をかける必要はない。 お歳暮などで喜ばれる逸品らしいが、治…

テレビ局は声優を多用しすぎていないか

念のために言っておくが、治五郎は声優という職業が嫌いなのではない。まして、彼らの仕事を減らせなどと言う気は毛頭ない。 【声優】外国映画の吹替え・放送劇やアニメのアテレコなどに 声だけで出演する俳優。 往年の「巨人の星」や「刑事コロンボ」を語る…

ダメな人をいよいよダメにするSNS

「年金暮らしジジイ? おう、ワシのことかのう」(別に怒ってない) 青森市議選に初当選したばかりの山崎クン(28)=写真=とやらが、ツイッターの匿名アカウントに書いた幾つかの「差別発言」がバレて謝罪会見を開いた。 こういう人が現れて有名になった場…

世の中に絶えてコンビニのなかりせば・・・

・・・ 人の暮らしは不便ならまし もちろん、原作は<世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>だ。確か古今和歌集にある、確か在原業平の歌である。(間違ってないかな?) 桜という花さえなかったら、人の心は(きょう咲くか、あす散るかと気…

忘れかけていた言葉「健忘症」

11歳ほど年下の妹が、某大学で脳神経内科医をしている。先月も「気になる もの忘れ」と題する公開講座の講師を務めたそうだ。 昨夜、治五郎庵に遊びに来た際、その時のレジュメを使って治五郎夫婦に「もの忘れ」の本質及び傾向と対策を講義してくれた。妹よ…

「美しい日本の私」と「うるさい日本の私」

「美しい日本の私」というのは、川端康成が1968年に日本人初のノーベル文学賞を受賞した際、スウェーデン・アカデミーで行った記念講演の題名だ。高校生だった治五郎が読んでも「なるほど」と納得できる日本文化論だった(と記憶する)。 しかし中には、この…

お爺さんの知恵袋

<瓜に爪あり、爪に爪なし> 瓜(うり)=写真①=の漢字をよく見ると、爪(つめ)より一画多い。ちょうど爪のようにみえる「ヽ」が付いているのだ。これを昔の人(戦前世代)は<瓜に爪あり、爪に爪なし>と覚えた。一度覚えると、読み(書き)間違える心配…

モンゴル人力士と代理人弁護士

角界を揺るがした〝鳥取の夜〟事件が1年を過ぎて、また新しい展開を見せている。2400万円余を支払えという民事訴訟を、提訴した被害者である貴ノ岩(側)が急に取り下げたのだ。「治療費を含め、全額を自分が負担してもいい」とさえ言う。テレビでは「相撲…

ハロウィンに反発する〝縄文の血〟

治五郎はバカかもしれないが、バカ騒ぎは嫌いだ。大っ嫌いだ。 近年、この季節に渋谷で繰り広げられる若者のバカ騒ぎが社会問題になっているようだけれども、現象そのものは別に目新しいものではない。暴れるのが若者である。 ワシより少し上の「団塊の世代…

他人事として見るわけにいかないドラマ(その2)

昨日の続き? 何の話だっけ。 あ、少し思い出してきたぞ。金曜夜のTBSドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」=写真=のことかな? 大石静の脚本だというから、初回から見ている。 徐々に記憶が消えていく、アルツハイマー病によるMCI(軽度認知障害)にな…

他人事として見るわけにいかないドラマ(その1)

ん~っと、名前は何だったかな、この女優。ク・・・草・・・草刈・・・元バレリーナなんだよ。あ、草刈民代=写真①=だ。草刈正雄=写真②=の奥さん。(違うだろう) 「おい治五郎(ではなく本名)クン、最近は別に忙しくないだろう。草刈民代と一緒にイギリ…

「超」のつく門外漢が知りたい指揮者の世界

まず伺いたいのですが、どうすれば指揮者という職業に就けるのでしょうか? 幼時に音楽の世界に入って天分を発見され、苦労と挫折を繰り返しながら一段一段、上に進んでいくというのであれば、分かりやすい。歌手や相撲取りも同じだろう。 しかし、指揮者と…

どうも、やっぱり〝人身売買〟に見えていかん

「ほう、大阪桐蔭の根尾は中日が獲ったか」「金足農の吉田は秋田からさらに北上して日本ハムへ行くのか」「巨人は監督が代わっても、あまり幸先が良くないな」 プロ野球に関して、治五郎は「かなり不熱心なファン」を自認しているが、ドラフト会議のように世…