会社の同期会というものが面白い理由

まあ、大体こんな景色である。土曜日の午後3時、有楽町の老舗ビヤホール「ニュートーキョー」2階。 「5500円飲み放題コース」の客(12人)は、ハゲや白髪はもちろん、老人性のシミが浮き出ている(そういう現象と無縁で、50前後に見えないこともないのが2…

行く人、来る人

妻アルタンが、テレビのスポーツニュースを見て噴き出している。 「何だ」 「こんな子供が相撲を取っていいの?」 「子供じゃないよ。そいつは炎鵬といって・・・」 <現役関取ただ一人の体重90キロ台力士として奮闘する、新入幕で西前頭14枚目の炎鵬(24=…

妹夫婦の外遊を見送って疲れる

妹A(64)夫婦が1年ほどオーストリアとドイツで暮らすことになり、昨夜、治五郎夫婦と妹B(55)で羽田空港まで見送りに行った。成田だったら億劫だが、今は羽田から01時20分発のウィーン直行便が出ている。 妹Aの亭主は某T海大学で西洋史を講じているの…

「おぎはやぎ」と「亡き大女」の教訓

11日【番組】フジテレビ系列午後7時「クイズ99人の壁SP」で、「おぎはやぎ」とあるのは「おぎやはぎ」の誤りでした。東京ニュース通信社の配信にミスがあり、確認も不十分でした。(読売新聞12日付「訂正 おわび」欄) 「おぎやはぎ」(左)というのは小…

初会食が送別会

数日前、同じマンション(賃貸)の4階に住むN木さん(40代、女性)と粗大ゴミ置き場で会ったら、思いがけずガスファンヒーター(新品)を譲ってもらう話になった。急に引っ越すことになり、転居先では不要になるらしい。ご厚意は甘んじて受けるのが人の道…

それぞれの断捨離 ~高齢者と同窓会~

この春は、妙~に同窓会のお誘いが多い。3月に田舎で高校の同窓会があって、これには行けなかったが、今月は読売の同期会(いわゆる「花の昭和51年組」=全く客観性のない美称)、来月は大学時代の同窓会という具合に目白押しである。 なぜ今春に集中したの…

連休に飽きた? ワシゃそんなことないよ。

初の10連休だとかいう大型ゴールデンウイークも、最終日。「また明日から仕事か」とゲンナリしている人が多いことだろうし、「連休には飽きたからホッとしている」という人も少なくないだろう。しかし、10連休ぐらいで飽きるようじゃ、甘い甘い。 治五郎なん…

上には上がある〝オノマトペ〟③

太宰治「津軽」の冒頭に、有名な「津軽の雪」が載っている。 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざらめ雪 こおり雪 (東奥年鑑より) 東奥(とうおう)は、東奥日報という地元の最有力紙(通称トーニッポ)。青森県内では今も読売や朝日の追随を許さぬシェ…

上には上がある〝オノマトペ〟②

忘れないうちに、きのう写真を掲げた「毛布」の意味を記しておかなければならない。なにしろ一夜にして平成時代が「昔」の話ということになってしまったので。 毛布を二つに折り(折りたくなきゃ折らなくてもいいが)両端を手で持ってホコリを払う時に、毛布…

上には上がある〝オノマトペ〟①

学生さんだろうか。これまで聞いたこともなかった「オノマトペ」という言葉の意味を調べてみたのだと言う。 <オノマトペという言葉の意味は、擬音語や擬態語のことを意味する言葉です。擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のこと。そし…

新生児の命名に関する私見

「太陽の塔」=写真左=と、作者の岡本太郎=同右=。タイトルと何の関係があるのかって? 何もありません。 治五郎が「お爺さん」から「お祖父さん」になったという話をした。よく「孫は子供より可愛い」というけれど、それは(ワシが生き永らえたとして)…

おじいさん 🈩と、おじいさん 🈔

新解さんで「おじいさん」の項を読んでみよう。 おじいさん〔幼児語「じじ」「じい」に基づく「おじいさま」の口語形。口頭語形は「おじいちゃん」〕↔おばあさん ここまでは前置きで、この先が新解さんらしい「読み物」になる。 【御祖父さん】「祖父」の尊…

暗号のようなメール

第3土曜の「サンド会」は最近、開店休業状態が続いているので今月は20日がそれだということを失念しかけていた。前日になってO野画伯から銘酒「ささ浪」=写真=の差し入れが届いたのと、谷中庵時代に「いちど会」やサンド会の事務局長をお務めいただいた…

ワタクシに最も向かない仕事

はい、それはセールスマンです。(写真は、通販のジャパネット) 「見て聞いて、書くこと」以外の能力は、少年時代から全くゼロだった。もしもジャパネットに入社して「この商品をテレビでPRしてみせなさい」と言われ、それをやったら即刻クビだろう。 立…

人の七回忌に行く資格を自問する

後輩記者のM本Yから「老婆心ながら」とメールが届いて、共通の先輩であるK原さん(通称Kやん)の七回忌があるのだが、退職後の治五郎が大抵の会社関係者とは音信不通なので、K夫人のH美さんに連絡してあげたら? と言う。 M本Yは、異性だが気の置け…

50年ぶりに「敦煌」を読む

16歳、紅顔の少年(?)だった頃に読んだ。ということは、ちょうど半世紀前だったという計算になる。(この計算は合ってるかな?) 新潮文庫の井上靖「敦煌」=写真は当時の表紙=に出合ってシビレたのである。同じ頃に読んだ中島敦の「山月記」にもシビレた…

同世代の女性の呼び方

① ② もう何年も乗ったことがないが、かつては酔って終電に乗ることが多かった。終点に着いたことに気づかず、口を開けて寝ていると、親切な他の乗客や車掌さんから「終点ですよ」と教えてもらう機会も少なくなかった。(そこが中央線の高尾駅だったりすると…

「三日目の鍋物」と「学習障害」

「低能な政治家にも愛を!」と救いの手を差し伸べたい治五郎ではあるが、もはや如何ともしがたい。(ここで言う「低能」は、決して侮蔑を含意しているわけではない) 【低能】脳の発達が普通より遅れており、知能の働きが劣って見える▵様子(人) 新解さんは…

糖尿病の大先輩が新5000円札に

山田風太郎の奇書「人間臨終図巻」(全3巻)の新装版(全4巻、いずれも徳間文庫)を読み返している折も折、紙幣のデザインが刷新されるというニュースに接した。5000円札の肖像は津田梅子(1864~1929)=写真=だという。「あれ? 津田梅子の項なら、つい…

なぜか好きになれないコマーシャル

写真は( 左から)舘ひろし、小泉孝太郎、菊川怜、松岡修三。(誤字はないかな)⇨*補注アリ 常々申している通り、治五郎は「みんな違ってみんないい」主義だから、この中で「大っ嫌い」なタレントは一人もいない。(政治家になった弟に比べると軽い! とか…

井上靖の「人妻」について

<月は明るかったが、風が強かった。若者が船窓からのぞくたびに、海一面に三角波が立っていた。若者はマンジリともせず、船室に坐っていた。眼は血走り、顔は蒼かった。彼の心の中にも無数の三角波が荒れていた。その三角波の中で二つ年上の人妻の顔が乱れ…

「令和」は〝REIWA〟でいいのか?

新元号に、治五郎はさっそくイチャモンをつける気だな? と、人は思うかもしれない。そうではありません。適度の意外性があって、悪くはないと思う。 最初は抵抗があっても、よほど変わってなければ(たとえばワシが提唱していた「珍満」)、元号なんて誰で…

なかなか「見納め」にならない

桜というやつは、空が青くなければパッとしない。ほぼ満開を迎えたというのに、平日(木曜)の谷中霊園は曇り空で肌寒く、人出もこの写真(実況ではない)程度だった。人が少ないのは結構だが、以前と違って宴会禁止なのが寂しい。 3、4日前だと思ったが一…

「戦禍の記憶」とエビスビール

一昨日あたりのことだったかな、と思っていたら、もう1週間前になる。 土曜日の朝、S井(=坂I、早い話が坂井)Y子さんからメールが来た。この人は治五郎の谷中庵時代、近所に住んで毎月のイチド会(第一土曜)及びサンド会(第三土曜)の事務局長を務め…

「親鷲」と「親鸞」

自分が目撃したことだと思ってきたが、記憶力が少しアレなので、ひょっとしたらどこかで読むか聞くかしたことを自身の見聞と混同しているかもしれない。 本屋に勢いよく入って来た中年の男が、高齢の店主に叫ぶような口調で聞いた。 「吉川英治の『オヤワシ…

「本 よみうり堂」も18年かぁ

ちょっと長いが、治五郎が登場した日曜日の読書面からの引用。 <先日、よみうり堂にふらりと現れた男、見ればなんと、初代店主(顕)さんじゃありませんか! 6年前に退職し、今はフリーライターとして悠々自適の日々を送る大先輩は、「紙面を毎週見てるか…

治五郎親方の大相撲春場所総評

「荒れる大阪場所」は、どこへ行ったのだろう。今春はちっとも荒れなかった。 白鵬42回目の優勝は、もはやニュースでも何でもない。他の横綱・大関が優勝に絡めなかったのも予想通り。一敗で追走した平幕の逸ノ城が久しぶりに「怪物」ぶりを発揮したが、優勝…

「有楽町で逢いましょう」ってか

5月の読売同期会(1976年入社組)は有楽町で、という幹事のT岡(高Oという半匿名の表記も可だが、手っ取り早く実名を明かせば高岡)からのメールが来た。 昭和歌謡で忘れることのできないフランク永井の「有楽町で逢いましょう」(1957年)は、当時オープ…

6年ぶりに〝出社〟すると

はい、そりゃもう浦島太郎の世界でございました。 家の前にバス停があって、都営バスの「東43」に乗ると田端→東大正門前→御茶ノ水→東京駅まで乗り換える必要がないので、西尾久在住の老人が大手町の読売新聞社へ出かけるのには便利この上ない。(40分ぐらい…

いまいましき忌み言葉

治五郎が少年期の大半を過ごした東北の田舎では、塩=写真(コカインではない)=は塩であり、醤油は醤油であって他の呼び名は聞いたことがない。 ところが上京後、関東地方で暮らすうちに異称があることを知って、不思議な感じがした。塩のことを「波の花」…