「はみだし者」のよってきたるところ

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自分史を出版するなんてことは考えてもみないが、他人様とはだいぶ変わった経歴を持っているようなので(特に後半生)、記憶が完全に消滅する前にブログで小出しにしておくことは必ずしも無意味ではないと思う。

1950年代後半、青森県内の幼稚園に(短期間だが)通った時期がある。先生が園児たちに「お昼の時間ですよ~。その前にすることは?」(実際は激しい訛りがある)と問いかける。「は~い、手を洗うことで~す」(これも訛ってる)と叫んで園児たちが、先を争って手洗い場に殺到する。ワシも4歳か5歳だったが、群れから離れて(浅ましい光景だなあ)と思った=写真は現代の、どこかの幼稚園のよい子たち=。だんだん幼稚園に行かない日が多くなり、やめてしまった。登園拒否の先覚者と言える。

少年時代は概して「よい子」「おりこうさん」と見られたようだが、それは世を忍ぶ仮の姿。アマノジャクとかヘソ曲り・ツムジ曲りとまではいかないが、みんなが右へ行くなら自分だけは左へ行きたいと思う性格で、今じゃ立派な?偏屈ジジイの名をほしいままにするに至った。ことわざにいわく「4つ子の魂64まで」(少し違うか)。