LEDというものが苦手な理由

 消費電力がどうとか身体や環境にどうとかいうメリット・デメリットの話ではない。自動車のライトも信号機も今はLEDの時代だそうだが、あの光が好きという人が多いんだろうか(多いんだろうなあ)。ワシは、はっきり言って苦手どころか大嫌いだ。

だって、あの光は冷たいと思いませんか? いや温度の問題ではなく、ヘビの目のような、あるいは薄笑いを浮かべて人を殺す人間のような、底知れぬ怖さを感じないのですか? なに、感じない? そこまで感じるやつはヘンだって? おい表へ出ろ!

ついでだから治五郎の苦手(実は大嫌い)な言葉をあえて駆使して言うと、LEDの光には「ぬくもり」がない。人との「ふれあい」を求める心や「寄り添う」気持ちとも縁のない光のような気がする。(これら太字の言葉が嫌いな理由は、また後日)

貧しかった昭和の社会を照らした裸電球=写真=は夜の市場や八幡様の縁日などに欠かせないものだったが、今はほとんど見られなくなった。(こういう話になると、平成の年寄りは「オイ若いの、ちょっとどいとれ」と、にわかに活気づくのである)

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LED(エル・イー・ディー)は発光ダイオードのことで「light-emitting diode」の略なんだそうだ。 LAD(エル・エー・ディー)は何かといえば、これはアメリカ・大リーグの有名チーム「ロサンゼルス・ドジャース」の略称だという。英語の略語の氾濫に、もう日本の老人はついていけません。

では、REDとは何でしょうか。これは「アール・イー・ディー」ではなく普通「レッド」と読んで「赤」という意味の英語です。(人をバカにしてないか)