トランプさんにあって、ワシにないもの(続き)

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昨日は「欲」の一字で片付けたが、よく考えてみると欲にもいろいろある。

例の辞書(新解さん)は【自分の物にしたい 自分でそれをしたい、と思う心】と定義していて、他の言葉に比べると淡白な説明という印象を受ける。おそらく、新解さんも「欲」についてはあまり情熱を傾けて語りたくない性格なのだろう。

用例として挙げているのは「食―・私―・愛―・金銭―」だ。新解さんに私淑する〝弟子〟としては逐一、自分の「欲」を検証してみずにいられなくなる。

トランプさん=写真はニューヨークのトランプタワー=と違って治五郎には欲がない、と言っているように思われるかもしれないが、人間だから欲はある。ただ、食欲も私欲も愛欲も金銭欲も(もともと弱かったが)今はほとんどゼロ、と言いたいわけです。

「名誉欲」や「出世欲」には少年時代から無縁だったが、当時は旺盛だった「知識欲」も還暦以降はグーンと減ってきた。(これはキミ、かなり厳しい事態なんだよ)

今でも盛んな欲と言ったら「飲欲」かな? と思ってインヨクを引くと、どの辞書にも「淫欲」しか載ってない。新解さん、どうにかなりませんかね? (どうにもならん)