病院の廊下で、なぜか耳によみがえる80年代の1曲
糖尿病の治療で2か月ぶりに病院へ。数値がよくなっているはずはないと思うんだが、腕は確からしい担当医がアッサリ「特に問題はない」と言う。たぶん、もっと大変な患者がたくさんいるからワシごときは物の数に入らないんだろう。
2時からの診察を前に採血や検査もあるので1時前に行ったが、診察が終わったのは3時半。これは、しかし日本の病院にあって「待たされた」とは言えない。
治五郎が何を言おうとしているかは、タイトルと写真を見れば分かりますね?
〽私 待つわ いつまでも 待つわ たとえあなたが 振り向いてくれなくても・・・
あみん=写真=が歌って大ヒットした「待つわ」である。どちらかと言えば好きな曲だ(報われない小娘の恋心を歌っていて、全体に暗いから)。そんな歌、聞いたことがないという若者はアイスカフェラテ、ずっと上の世代は抹茶でも飲んでて下さい。
ただただ待つしかないのが病院の廊下。たとえ、医師や看護士が振り向いてくれなくても「待つ」以外のことはできない。キレる〝暴走老人〟を見かけないのが不思議だ。
大震災に遭遇しても暴動を起こすどころか、整然と列に並ぶ日本人の姿に海外のメディアが驚いたと聞くけれども、それを自分の目で確かめたければ、ガブリエルさんもシュナイダー君も(誰だ?)日本の病院の廊下へ行ってみましょう。