夜が長くなる季節は、どちらかと言えば苦手

f:id:yanakaan:20171024083334j:plain

「え? どうして。治五郎はんは昔から夜行性で、夜は長い方がいいのでは?」

「いや、そういうもんとは、ちゃいまんねん」

1年というものを区分する境目が幾つかあって、それには「夏至」と「冬至」も含まれる。夏至を過ぎると1日ごとに夜が長くなり、冬至を過ぎると1日ごとに日が長くなるが、ワシは夏至から冬至にかけて活力が衰え、冬至を過ぎると回復に向かうようだ。

朝、目が覚めてもまだ外が暗かったり、日没=写真=と共に午後の5時や6時でもう暗くなったりすると、生活にいろいろ思いがけない支障が生じるのである。

先日は、月曜の朝(と認識していた)6時過ぎに携帯が2度もブルブルした。見ると、土曜日の「サンド会」に出席した河内女(大阪・河内地方出身)からである。「来月、脚が折り畳めるテーブルと保温調理の出来る寸胴鍋を持っていく」とある。ワシのつましい暮らしぶりを見て、無い物を施してくれようという仏心に違いない。

大変ありがたいが、こんな早朝にメールとはまた奇特な人である。(あれ? 昨日は日曜日だったな。投票に行きそびれたか)と思って、郵便受けに新聞を取りに行ったが配達されていない。早朝にしてはバカに通行人が多い。どうも様子が変だ。

月曜の朝ではなく日曜の夕方であることに、やっと気づいた。台風接近の中を投票に出かけ、その労を多として自らビールで乾杯したら、寝込んだらしい。

こういう経験は初めてではない。出張先のホテルで、目が覚めたらチェックアウトの時間を過ぎているので大急ぎで荷物をまとめ、フロントで金を払って外へ飛び出したら、真っ暗だ。夜の10時を朝の10時と間違えたのだ。目の前が真っ暗になった。

フロントに引き返した時の恥ずかしかったこと! 

カーテンを閉めたままだったワシも悪いが夜は夜、朝は朝とハッキリ区別できるようにしてもらえないもんだろうか。(お天道様に苦情を言う立場にはないが)