元旦から言葉にこだわる

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もちろん、伴侶は新明解国語辞典新解さん)だ。(嫌な人はどっか行ってなさい)

【拘る】㊀他人から見れば▵どうでもいい(きっぱり忘れるべきだ)と考えられることにとらわれて気にし続ける。「▵自説(メンツ・目先の利益・枝葉末節)にー」

目先の利益などは、きっぱり忘れるべきものなのだ。治五郎は昔から「拘る」をそういう意味に解してきたから近年、幅を利かせている「こだわりの味噌味!」なんちゅう表現には腹を立てているのだが、さすが、新解さんの説明には続きがあった。

㊁他人はどう評価しようが、その人にとっては意義のあることだと考え、その物事に深い思い入れをする。「カボチャにこだわり続けた画家/▵材料(鮮度・品質・本物の味)にー」〔㊁は、ごく新しい用法〕

社会を映す鏡=鑑たるべき国語辞書の面目が、この語釈には躍動している。

しかし、カボチャ=写真=にこだわり続けた画家って誰だ? 新解さん草間彌生のファンだったのか? 新年早々、ちょっと分からなくなってきました。