ラン・サクラ・レンゲ・タンポポ

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「おい治五郎、今は真冬やで。そのくらいは認知できとるんやろな」

「分かってまんがな。けど、なんや今日は花の話がしとうなりましてん」

「花がどうしたちゅうねん。治五郎の脳にだけ春が来たんとちゃうか?」

 

ワシは「みんな違って、みんないい」という普遍的な真理にたどり着いたと自覚している者である。しかし例えば女性の魅力について、同じ言葉を公言すると気分を害する人(男ではない)もいるということを、長年の経験で学んだ。花なら問題あるまい。

蘭は蘭、桜は桜、蓮華は蓮華、蒲公英は蒲公英。それぞれの良さがある。どれが好きでどれが嫌いという色分けはできない。特に好きではない花にも、いいところが必ずあるものなのだ。(異性の話じゃないんだってば。分からないかなあ)

とは言え、左の皿に「あんきも」があり右の皿に「あんまん」があれば、ワシの手は迷わず左の皿に伸びる。ランとサクラとレンゲとタンポポを、治五郎の好きな順に並べたらどうなるでしょうか?(もう誰も付き合わなくて結構です)

それは縷々また論じるとしよう。ちなみに、ワシはヒマワリやチューリップよりも、スミレやドクダミの花が好きです。