3月3日に生まれて(その1)

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映画ファンなら誰でも知っているように、7月4日と言えば俳優のトム・クルーズ=写真左=の誕生日である。映画「7月4日に生まれて」(1989年、米国)という自伝的作品は、今どきの若造も聞いたことぐらいあるだろう。(治五郎という男は常識があるように見えても時々、とんでもない非常識を発揮することがあるので注意して下さい)

なに、違う? それはオリバー・ストーン監督の誕生日だって? そう言われりゃそうだったかも知れん。(それも違います。低レベルの事実誤認が増幅している)

あの映画は確か、アメリカの独立記念日に生まれた青年が愛国心に燃えてベトナム戦争に志願するのだが、いろいろ心身ともに辛酸をなめて人生観が変わる。反戦平和の色合いが濃くて全米で賛否両論を巻き起こした問題作、とワシは認識しておるんじゃが。(その辺はまあ大体、当たっているんじゃないでしょうか)

ところで、右の写真の男は誰だ? おや、サッカーのジーコではないか。懐かしいな。どういう関係で出てきたんだ? (自分で載せといて何を言うか)

治五郎(別名ジッコ)は、1953年3月3日に生まれた。同じ日にブラジルで生まれた赤ん坊が、のちのジーコである。容貌にも才能(特に身体能力)にも天と地ほどの開きがあるが、赤の他人とは思えない親近感を抱くのは無理のないことだろう。

日本で3月3日に生まれた男の子は、ブラジル人が経験したことのないような経験をしなければならない(それほどのことでもないが)。続きは明日。