誤解を招くなら言わなきゃいいんだが

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左から(いずれも俳優の)①堺雅人小日向文世竹中直人(若い頃)である。

誤解を招かないように言っておかなければならないが、治五郎は3人とも全~然、嫌いではない。むしろ俳優としての演技力は高く評価していて、映画やドラマで活躍している様子を(どちらかと言えば)好意的な目で温かく見守っているつもりだ。

しかし、①と②について言えば――ああ、言いたくないなあ。どうせ誤解を招くに決まってるんだから。(じゃ言わなきゃいいだろう!)

でも、やっぱり言っちゃいますね。

ワシは①と②が、(あくまでも役柄上の話ですよ)得意とする「表情」をとても苦手に感じることがある。目や口元は笑ったまま、相手にシビアというか辛辣な言葉を浴びせられる能力、とでも言おうか。もしも身近で実際にこんな表情を見せる人物がいたら、ワシはなるべく近寄りたくない。〝恐ろしい笑顔〟だ。

「目は口ほどにものを言う」な~んて言うけれども、目や口元だけを見ていたら人間の本心は伺い知れない、ということを①と②の演技は伝えたいのかもしれない。(やっぱり誤解されそうだな。やめときゃよかった)

ところで③だが、この人のことはデビュー当時から高く高く買っていた。「笑いながら怒る人」という前代未聞のギャグには、感心を通り越して感動した覚えがある。(タモリの「四か国語マージャン」などもそうだが、才能ある芸人が初めてテレビに出演した頃に見せた芸というものは、時代を超えた生命力を感じさせる)

笑いながら何かを言ったりしたりすることは難しいうえに、ワシのように「苦手」感を抱く人もいる。俳優の演技なら問題ないが、家族間や友人間でこういう表情を見せることは慎んだ方がいいでしょう。(やっぱり誤解されるんだよ、どうせ)