時代劇は韓流の方が面白い

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①奇皇后 ②仮面の王 イ・ソン ③オクニョ 運命の女。いずれも、何年か前に韓国でヒットしたTV時代劇だ。再放送だか再々放送だか知らないが、NHK も民放も(BSなどで)繰り返し放映している。何度やっても、そこそこの視聴率が稼げるのだろう。

治五郎のことだから、そんな風潮を「フン」と鼻で笑っていると思うでしょう。ところが、そうじゃないんだな。韓流時代劇は、面白い! なぜだろう。

 日本では、映画も含めて時代劇の凋落が言われて久しい。現在の連続時代劇といったらNHKの大河ドラマぐらいのもので、昔の「木枯し紋次郎」「子連れ狼」「大岡越前」「水戸黄門」など、ゴールデンタイムには毎日どこかの局で人気時代劇を放送していた頃を思えば隔世の感がある。

ワシの独断と偏見によると、時代劇をめぐる日韓の違いは「国の勢い」と関係がある。韓国が壮年期にあるのに対して、日本は総じて高年というか更年期に入りつつあるのではないか。

 【高年】どんな点から見ても若いとは言えない年齢。〔老年の婉曲表現〕「中ー層・-就職者」

【更年期】〔「更」は、新たな段階へ移行する意〕人、特に女性が成熟期を過ぎ老年期にさしかかり、生理機能に種種の変化が生じる時期。「-障害」

ワシのように、男だが更年期を卒業したかに見える韓流ファンにとって、今春の日曜日はなかなか忙しい。午後7時から(上掲の写真で)①(BS日テレ、各2回分)、9時から②(NHKのBSプレミアム)、11時から③(NHK総合)と続くからだ。

みんな違ってみんな面白いので見逃せず、飯を作るのも食うのも10~11時の間に済ませなければならない。

しかし一晩に三つのドラマを見ると、ストーリーや登場人物が頭の中で入り乱れてナニガナンダカ分からなくなってくることがあるのも事実。

「いいね、年寄りは暇で」と言いたきゃ言いなさい。高年はつらいよ。