モンゴル語(単語)の復習

f:id:yanakaan:20180522080209j:plain  ②f:id:yanakaan:20180522080309p:plain

日本国の皆さんが「モンゴル国」と聞いて思い浮かべる景色は、写真の①であろうか、②であろうか? ①が大半だろうと思うが、②も間違いではない。

国土面積の99%を①が占め、行けども行けども同じような草原が続く。しかし全人口の約3分の1が②の首都ウランバートルに集中している。世にも珍しい国なのだ。

治五郎の妻アルタンツェツェグ(略称アルタン)は②で生まれ育った都会っ子だが、祖父母の代までは①で遊牧生活を送っていたので、馬で走り回ることが出来るし羊の内臓関係は(脳みそなども含め)大好物。こういう異性は、日本にはなかなかいない。

彼女の親きょうだいは、今も②のマンション(というかアパートというか集合住宅)に住んでいるが、きょうだい6人のうち2人の弟妹は日本で何年か暮らした経験がある。

3歳だか下の妹バルジンニャム(略称バルジン)が、来月から3か月ほど再来日して姉夫婦と同居する目途が立ちつつある。無料民泊だ。(モンゴルの夏休みは長い!)

バルジンは、ウランバートルで初級日本語を教えているそうだから言葉の心配は要らないけれども、ワシのモンゴル語が退化の一途をたどっているので、少しは復習しておきたい。(本当はキリル文字を使いたいんだが、変換が面倒だから片仮名で)

「人」のことを「フン」と言う。(昔、世界史の授業で「フン族の大移動」というのを習ったことがあるでしょう? あのフンが、このフンだというのがワシの学説)

「口」のことは「アム」と言う。モンゴル語が非常に合理的だと感心させられるのは、「~ト」で「~の(~に)あるところ」、「~タイ(~テイ)」で「~がある」という風に、造語能力に秀でている点だ。

「アムト」は「味」で、「アムトタイ=アムッタイ」は「おいしい」を意味する。

いいですか? 「人」がフンで「口」がアム。では「人口(住んでいる人間の数)」を何というか。そうそうそうそう、「フンアム」なのですよ。(日本語の造語の仕方と、なぜこんなにソックリなのか? ワシゃビックラこいたもんだ)

しかし、この程度のモンゴル語しか知らなくてもワシは義妹との意思疎通がうまくいくのだろうか。(人は「フン」と、鼻も引っ掛けないだろう)