① ② ③
「治五郎さん。ご隠居! また韓国の時代劇を見てるんですか? 『奇皇后』って、これはもう何年も前のドラマですよ。全部見たんじゃなかった?」
「いいんだよ、何回見ても。もうストーリーはほとんど忘れてるし」
「俳優の識別は出来てるよね? 例えば①は?」
「ほら、あれだ。黒・・・黒木瞳! なんだかロシア民謡みたいな名前じゃのう」
「②の男性は?」
「そりゃ柄本明に決まっとろうが。味のある役者じゃなあ」
「③に見覚えはありませんか?」
「おう、知っとるとも。昔、歌手デビューした頃の野口五郎だ」
全部、違ってます。