信じてもらえないでしょうが、これが正直なところです

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先般の、日大アメフト部の監督・コーチの記者会見を思い出してほしい。

信じてもらえないでしょうが、私は(危険タックルを)指示していません」

「相手に怪我をさせろという意味ではなかったのが、正直なところです

言葉の端々(下線部)に「私の言葉はウソです」という本音が現れている。

アメフトはもう、どうでもいい。治五郎の予想(期待)通り、世間の関心はマンモス私大の経営体質に向かってきている。追及の手を緩めるなよ! と言いたい。

話は変わるが、サッカーW杯が目前に迫った。「今回は優勝か?」と期待する日本人はバカである。「ベスト8なら可能かも」という人もダメだ。世界のスポーツと言えば野球や相撲ではなくサッカー(フットボール)に決まっている。(アメフト? 論外)

「おい長友! なんだその唐突な金髪は。愛妻アモーレの差し金か?」と、野次を飛ばす程度の知識と関心はワシにもある。(野次は飛ばさないが)

1960年代前半、西ドイツ(当時)の少年たち=写真=がどんなスポーツ環境に置かれていたか。証言できる数少ない日本人が、この治五郎だ。6~7歳だったと思う。

先生が「なに、ボールを蹴ったことがない? じゃ、とりあえずトアマン(門番=ゴールキーパー)でもやってもらうか」。野球なんか知らないドイツのサッカー少年=写真=に交じって、治五郎は初めてスポーツというものを経験した。

ワールドカップやブンデスリーガの名シーンをカラー印刷した小さな厚紙のカードを遠くに飛ばし合って、勝った方が相手のカードを獲得するという、昭和日本のメンコと同じ原理の遊びもあったなあ。

世界ランキング1位のドイツと61位の日本との間には、子供の記憶一つを取っても、そのくらい歴史の差がある。

信じてもらえないでしょうが、これが正直なところです。