昔のウィッキーさんを今のウィッキーさんで調べる

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 アントン・ウィッキーさん(1936~)=写真左=である。若いモンは、もう知らないかもしれない。(懐かしいなあ)

80年代を中心に15年間、汐留ではなく麹町にあった日本テレビ「ズームイン‼ 朝!」の「ウィッキーさんのワンポイント英会話」コーナーに出演した。

急ぎ足で出勤・登校途中の人に突然、英語で話しかけて答えを引き出そうとするから迷惑と言えば迷惑な話で、この人を見かけると逃げる人が多かった。

しかし親しまれやすい人柄が好かれて人気者になる。よく出没した新橋駅前の広場が、やがて街頭インタビューの〝メッカ〟となったのも道理であろう。

【メッカ】㊀サウジアラビア西部に在る、イスラム教の聖地。開祖ムハンマドがこの地で生まれた。㊁その方面の中心地で、(その世界の根源が求められる所として)多くの人が一度行ってみたいと思っている所。「高校球児のー甲子園」〔㊁の用法は本来誤り〕

その当時は出現が予想されていなかったインターネット百科事典「ウィキペディア」=写真右=を、治五郎は勝手に「ウィッキーさん」と呼んでいる。この新ウィッキーさんは、あのウィッキーさんをどう説明しているだろうか。

スリランカ生まれ、日本在住の国際比較学者、外国人タレント。・・・>とあって、実際の年齢が今は81歳であることにも根拠を示している。

ワシは、編集に参加するほど熱心ではないが日頃、新ウィッキーさんには大変お世話になっている。ただし書いてあることを鵜呑みにすると、どんな間違いを犯すか分からないのが人間だから、要注意。

新聞社内の「記者教育」においても「ネットで得た情報は、必ず原典に当たってウラを取れ」と口を酸っぱくして言っているようだ。ま、新ウィッキーさんの発展と充実には期待を表明したい。