「ブログが何日も更新されてない。何か事情が?」

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 (妻より)「夫の治五郎は糖尿病の急激な悪化により逝去しました。常々、数少ない読者の皆さんに『よろしく』と申しておりました。(真っ赤なウソで~す)」

【真っ赤】赤以外の何物でもない様子だ。「恥ずかしくて顔がーになる/ーになって〔かんかんに〕怒る/ーな〔=まぎれも無い〕うそ

ワシが敬愛してやまない新明解国語辞典ではあるが、この項の説明は完璧とは言えないと思う。

【真っ黒】黒以外の何物でもない様子だ。

【真っ青】青以外の何物でもない様子だ。

それぞれに適切な用例が付記してある点はサスガだが、なぜ「真っ赤なウソ」があって「真っ黒なウソ」や「真っ青なウソ」はないのか? そこを、日本語勉強中の外国人に突っ込まれたら、どう答えるべきか。新解さん、考えといて下さいよ。

 (それは頼りにされる国語辞書にとって、義務以外の何物でもない様子だ)