7月6日は死刑記念日?

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「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日

俵万智の「サラダ記念日」が、歌集としては驚異的なベストセラーとなったのは1987年(昭和だと、えーっと・・・62年か。換算が難しい)のことだそうだ。

万智さんとは一度、3~4人で食事したことがあって、その時に聞いた話はすっかり忘れていたのだが最近、スポーツ紙の記事を読んでいて思い出した。あの歌の「サラダ」が実はサラダ=写真=ではなく「鶏の唐揚げ(カレー味)」だったこと、七月六日は音の感じがいいだけで何月何日でも構わなかったこと。ま、どうでもいい話ですけど。

1987年というのは、オウム真理教という宗教団体が生まれた年でもある。何もサラダ記念日を選ばなくてもいいと思うんだが、7月6日に麻原ナンタラこと松本カンタラ以下7人の死刑が執行された。幹部級が、まとめて〝ポア〟されちゃったのだ。

治五郎は別に憤ったり悲しんだりする立場ではないが、法務大臣(♀)の記者会見を見ていると、この役職には♂より♀の方が向いているような気がする。♂は概して優柔不断でいかん。執行命令書に判を押すと寝覚めが悪いと思ってしまうのだ。

【寝覚(め)】目が覚めること。「-が悪い〔=自分のした(悪い)行いが気になり あと味が悪い〕」

死刑という制度は畢竟、国家権力による「殺人」にほかならないので、ワシは(被害者側の感情は分かるが)手放しで支持する気にはなれない。

人の命は「地球より重い」だなんて、よく言うよ。現実には「鴻毛より軽い」のではないか。(ドン!)

【鴻毛】〔鴻(オオトリ)の羽の意〕きわめて軽いもののたとえ。「死はーよりも軽し」

能天気のようでいて、治五郎にもいろいろ難しいことを考える日はある。上川陽子法相の寝覚めやいかに。(案外、スッキリ目覚めたりするんだよなあ)