「オオカミ爺さん」への道

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 「暑いから、用のない老人は外出するな」とテレビが言う。「糖尿病患者は、10分でも20分でも歩いた方がいい」と医者は言う。どうすりゃいいのさタコのフンドシ。

出歩かない方が楽なので、家でジッとしている。大概、スッポンポンだ。髭が伸びてくる。いちいち剃るのは面倒だ。

家人が何か食べ物を用意してくれて、腹が減っている時は我知らず「grrrr」というような音が喉元から発生する。立ち上がって二本足で歩行するのが面倒になり、四つん這いで移動することも皆無ではない。ほとんどオオカミ=写真=状態である。

「狼の話なら確か、おとといだかも書いたな」と思ったら、一週間前の話だった。一部を再録する。

【狼少年】㊀人間社会から隔絶し狼の乳で育てられ、人語を解さなくなった少年。㊁〔イソップの寓話で〕狼が出たと騒いで人をだまし愉快がったために、最後はおとなたちの不信を買った少年。

前回の話題は㊁だったようだが、今回は㊀の方に近い。狼少年㊀が年を取ったらどうなるか。狼の乳を飲んだ経験こそなけれ「狼老人」になることは、火を見るよりも明らかであろう。

あ~、サンド会が近づいてきたな。人間の皆さん、逃げるなよ。(grrrr)