ガリガリ君と私(昨日の続き)

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えっ、それは昨日の話ではない? もうすぐ一昨日の話でもなくなるって?

あっ、本当だ! 治五郎は時間の過ぎ方がどんどん加速しているので、2~3日前に書いたことを昨日のことと錯覚しているのだ。明日以降はこれが常態となりそうだから、数少ない読者も諒としなければならない。

りょう【諒】相手の事情がどんなであるか分かること。「ーとする〔=事情をやむを得ないものとして受け入れる〕」

ガリガリ君についてワシが書きたかったのは、氷菓の評価ではなくキャラクターの【いがぐり】㊁髪の毛を短く丸刈りにした(男子の)頭。

ワシは高校時代の3年間を丸坊主で過ごしたが、そんな生徒は野球部以外、ほとんど皆無だった。中学で丸刈りを強制されていた少年たちも、高校に入ると皆が喜び勇んで長髪にした。なにしろビートルズ世代である。

みんながやることはやりたくない、というワシの厄介な性格は、あの頃から定まっていたのかもしれない。

今、ガリガリ君をかじりながら高校野球をTV観戦していると、当時の己に会うような気がする。

「オッ、秋田の金足農が西東京日大三に勝った!」

そりゃ昨日の話でしょう。今日は大阪桐蔭が大差をつけて優勝した。

「そうか。さっき見たばかりだった」

ガリガリ君の老後は、このように過ぎていくのだろう。