「相撲ロス」を心配する必要がなくなった

 

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<あれ? 相撲ロスの話なら先々週あたりに書いたぞ。と思って調べたら、もう2か月も前のことだった。ことほど左様に、ワシの体を通り抜ける時間は加速している。急がないと。(何をどう急ぐんだ)>

これは1年前の9月27日に、治五郎が「相撲ロスをどう乗り切るか」と題して書いたブログ記事。相撲ロスという言葉は、もちろん「相撲が見られない期間をどう過ごせばいいのか」という中毒ファンの困惑と不安を表している。

あれから1年も経つのか! という驚きは、もう今は感じなくなった。2週間もすれば11月の九州場所が始まるという感覚なので、相撲ロスも実感としてはほとんど無くなったのだ。(ありがたいような、惜しいような)

1年前の秋場所では〝一人横綱〟だった日馬富士=写真=が優勝したのだが、次の九州場所中に例の暴力事件を起こして事実上、角界から追放された。

しかし、あれだけの実力と人気を誇った横綱だから、今月30日には国技館引退相撲&断髪式が行われるそうだ。酒席での「過ち」に対する日本社会の寛容さを感じる。

日馬富士ことビャンバドルジ氏は、この先どうやって食っていくのか? という心配を治五郎なんかがする必要はない。ウランバートルに一貫教育の「新モンゴル日馬富士学園」を開校して、やる気満々。モンゴルでは白鵬より日馬富士の方に人気があって、この学校には有能な子供たちや親の視線が集まっているそうだ。

相撲に限らず柔道などでも、人口300万人台のモンゴルが本家・日本のスポーツを凌駕する日が目前に迫っているような気がする。面白いような、面白くないような。