どうも、やっぱり〝人身売買〟に見えていかん

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「ほう、大阪桐蔭の根尾は中日が獲ったか」「金足農の吉田は秋田からさらに北上して日本ハムへ行くのか」「巨人は監督が代わっても、あまり幸先が良くないな」

プロ野球に関して、治五郎は「かなり熱心なファン」を自認しているが、ドラフト会議のように世間の耳目が集まる折には無関心でいられず、つい見てしまう。

昔は「Aチーム以外だったら行かない」とか「Bチームだけは嫌だ」とか、わがままを言ってゴネる選手がいて、それなりに同情や共感を得たものだ。今は「いい子」が増えたのか、交渉権を得たチームに不快・不満な表情を見せる選手はいないようだ。

ワシが昔から不快・不満を感じてきたのは、プロ野球の新人獲得が一にも二にもカネに支配されていること。各チームのスカウトは、競馬場=写真右=のパドックで馬を品定めする客と同じ目をしている。「こいつに賭けたら損するか、得するか」だ。

もっと言えば大昔、古代中国や近代欧米で、市場に出た奴隷の体や力を見て「こいつは働ける」と判断して〝高値〟をつけた人々の気持ちと同じだ。

親の欲も絡む。ウマくいけば明日から、勉強より野球に明け暮れていた息子が何億も稼いでくれるのだ。

人は馬ではないのだから投機の対象にすべきではない(馬でも)と思うんだが、疑問を呈する人は多くないようだ。

根尾君も吉田君も、ワシなんかの誹謗中傷にめげず頑張ってね。