激動の角界、1年を要約すると①

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去年は「相撲ロス」を実感していた。15日間の大相撲中継が千秋楽(日曜日)で終わると、月曜日からは手持ち無沙汰でしようがない。(あと2か月、どう過ごすんだ⁈)

それが今年は、だいぶ心境が違う。歳月というか、月の満ち欠けがどんどんスピードアップしているので、治五郎親方が「さあ、千秋楽も終わった。今場所の総評を書かなきゃ」と思う頃には、もう3~4日が過ぎて「先場所」になっているのだ。

横綱日馬富士をしばらく見かけないと思っていたら、引退の引き金になった暴行事件の発覚から1年以上が経っていた。その間に6場所が行われ、栃ノ心鶴竜鶴竜・御嶽海・白鵬貴景勝と延べ6人の優勝者が出た。横綱が休んでばかりいるので、顔ぶれが多彩と言えば多彩だが、実態は〝二軍場所〟が多い。

日馬富士はどうしているかと思えば、今年9月1日にウランバートルで「新モンゴル日馬富士学校(学園)」という、日本語による日本式の一貫教育校を開設=写真©日刊スポーツ=。理事長に収まって「将来はノーベル賞が取れるような子を育てる」と、張り切っているそうだ。

ワシのような老体には、もはや世の中のスピードについて行けない。来年の初場所は、待つまでもなくアッという間にやって来るだろう。こうしてはいられない気分なのだが、では何をどうすればいいというのだろうか?