拘置所の居心地を想像するに・・・

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・・・そう悪くないのではないだろうか⁈

治五郎は若い頃、小菅(葛飾区)の東京拘置所に何度か行ったことがある。自分が拘置されたのではなく 政治家や有名人が逮捕された時、その人の身柄が当局の発表通り、確かに拘置所内に入ったかどうかを目で確認するのである。

入り口前に群がって大騒ぎするマスコミの姿というのは見苦しくて浅ましいが、下っ端の社会部記者としては避けて通るわけにいかない。

〽 三畳一間の小さな下宿・・・

といえば往年の名曲「神田川」の一節だが、治五郎に言わせれば三畳という広さは人間が一人で寝起きするのに必要かつ十分な面積だ。

あのカルロス・ゴーン氏も、再々逮捕されたので保釈は叶わず、この年末年始は拘置所の三畳間で過ごすようだ。

懲役刑と違って強制的に働かされることはない。もちろん酒や煙草は御法度だ(治五郎には、これが最も厳しいといえば厳しい)が、運動したきゃ運動できるし、本を読みたきゃ何冊でも読める。

食事は一日三回、カロリー低め。回数は制限されるが入浴も出来るし排泄なんか、したい放題(放題というのは変か)。

これは良い環境なのではないか? 糖尿病なんか治ってしまいそうだ(治らないが)。

しかも何十泊、何百泊しようが全部、タダと来ている。国内外の豪華なマンションや高級ホテルに住み慣れた人だって、いちど入ったら出たくなくなるのが人情というものだろう。(そういうもんじゃないんだろうが)

ゴーンさんも、滅多にない経験だから三畳間で良いお年を。メリー・クリスマス!