なぜか好きになれないコマーシャル

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写真は( 左から)舘ひろし小泉孝太郎菊川怜、松岡修三。(誤字はないかな)⇨*補注アリ

 常々申している通り、治五郎は「みんな違ってみんないい」主義だから、この中で「大っ嫌い」なタレントは一人もいない。(政治家になった弟に比べると軽い! とか、テニスコートを去ってからが暑苦しい! とかいう印象はあるにせよ)

 この四人が出演しているテレビCMがあって(少し前には渡辺謙がやっていた)、このCMを(見たくなくても)見ない日は一日もない。宣伝効果が高いのだろうし、Hルーぺという当該商品(要するに老眼鏡じゃないかと思うんだが)は、急速に売り上げを伸ばしているに違いない。

それは別に構わないのだが、ではワシがなぜ好きになれないのだろうか。

突き詰めると(それほどの重要問題ではない)、あのCMの状況設定に思い至る。高級クラブなのかキャバクラなのか、よく区別できない。(どちらにしても、治五郎が極めて不案内な世界)

着物姿で登場する菊川怜は、その店のママなのかチーママなのか、その辺の観察力にもワシは著しく欠ける。なにしろ現場を踏んだ経験がないのだ。(ホントだよ)

羽振りの良さそうな複数の男性客が、口々に当該商品を褒めそやす。菊川ママ(チーママ?)も「だ~い好き」とウインクしてみせる。そこまでは、まだ許せる。(どうせCMなんだ)

その後が問題で、当該商品の強度を証明するためにホステスらしいのが数人、ミニスカートで次々に腰を下ろしてみせる。「壊れませんよ」とアピールするなら力士でも使え、と言いたくなる。(力士に乗られたら、さすがに壊れちまうか)

治五郎とて若い女の太ももに嫌悪感を覚えるタイプではなく、むしろ大いに好感を覚えると言い切っても過言ではない方なのだけれども、このCMを見ていると何か「嫌だなあ」と感じてしまう。「品」というものがないのだ。Hルーペがどんなに優れているか知らんが、ワシゃ買わんよ! と思う。

女性であれジジイであれ同感の人もいるはずだが、有名になって売れたものの勝ちというのがCM社会(というか自由経済)の現実なんだなあ。

*補注 翌日、重大な過ちが発覚した。松岡修三⇨修造はまだしも、菊川怜武井咲の人違い(菊川も以前、出演してはいるが)。こういうミスがまかり通るのには、2種類の理由が考えられる。① 読者の中に、間違いに気づく人がいない ② 気づいても、いちいち指摘していられない。どちらも思い当たる。もう一つの可能性は、③そもそも読者がいない。(ぎくっ)