「三日目の鍋物」と「学習障害」

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 「低能な政治家にも愛を!」と救いの手を差し伸べたい治五郎ではあるが、もはや如何ともしがたい。(ここで言う「低能」は、決して侮蔑を含意しているわけではない)

【低能】脳の発達が普通より遅れており、知能の働きが劣って見える▵様子(人)

新解さんは非常に優しい性格なので「劣っている」ではなく「劣って見える」と言うわけだが、治五郎に言わせれば桜田センセーの場合、学習能力に重度の「障害」がある。いくら教えられても蓮舫はレンポウであり、石巻はイシマキなのだ。

桜田義孝五輪相(69)(衆院千葉8区、当選7回)は10日夜、東日本大震災からの復興を軽視したと受け取れる発言をした責任を取って安倍首相に辞表を提出し、受理された。事実上の更迭となる。>(読売新聞)

野党が「千載一遇のチャンス」とばかり首相の任命責任を追及するのは当然だが、こういう政治家を「いい人だから」と七期も当選させてきた千葉8区の有権者の恥ずかしさを思えば、こっちまで居たたまれなくなる。

新解さんは優しいだけでなく、極めて厳しい人だから「選良」についてこう記す。

【選良】〔選出された、立派な人の意〕「代議士」の異称。〔理想像を述べたもので、現実は異なる

第4次安倍改造内閣は、いわば「三日目の鍋物」。肉や魚は欠片しか残っておらず、早く溶き卵でも加えて雑炊にしないと賞味期限(いや消費期限)が切れる。実はもう切れているのではないか。

 しかしワシにも一片の優しさはある。今回の辞任=更迭劇を見て、桜田センセーに全く同情を感じないかといえば・・・感じない! いや、少しは同情も禁じ得ない。

もしも、記者から「大震災の復興と自民党の1議員の当選、どっちが大事か?」と二者択一で問われたら、いくら彼でも「復興」と答えたはずだ。問題は、コトバの使い方が「選良」どころか大臣にはあまりにも向いていなかったこと。国語が大事だ。