暗号のようなメール

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第3土曜の「サンド会」は最近、開店休業状態が続いているので今月は20日がそれだということを失念しかけていた。前日になってO野画伯から銘酒「ささ浪」=写真=の差し入れが届いたのと、谷中庵時代に「いちど会」やサンド会の事務局長をお務めいただいたS井Y子さんが「治五郎庵を初めてお訪ねします」と言ってきたので思い出せた。

浅草方面から<18時を目安に向かいます>というから、妻は部屋の掃除と肴の買い出しに、老夫は山の柴刈りに行って、5時半から今か今かと待つ。あと15~20分かと思われる頃、こんなメールが届いた。

<1行き方が難しい。尾久までバスで行って歩きます。8時半くらいになりそうです。>

えーっ、そりゃないよ。あと2時間近くもどうして過ごせばいいんだ。急に喉が渇き、腹が減ってきた。「ビールぐらいは開けても罰は当たるまい」ということになって、プシュッと缶を開けるのと同時に、ドアがノックされた。

<1行き方が難しい・・・8時半>の1行に、謎を解く鍵は潜んでいた。冒頭の<1>は<8時半>の前に直結する。つまり<18時半>のつもりで書かれたものが、ちょっとした手元の狂いで<1>と<8>が離れたのだ。これが外交文書でなくて良かった。