妹夫婦の外遊を見送って疲れる

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 妹A(64)夫婦が1年ほどオーストリアとドイツで暮らすことになり、昨夜、治五郎夫婦と妹B(55)で羽田空港まで見送りに行った。成田だったら億劫だが、今は羽田から01時20分発のウィーン直行便が出ている。

妹Aの亭主は某T海大学で西洋史を講じているので、ネタの宝庫であるウィーンとミュンヘンの大学へ「客員研究員」として赴くのである。

ウィーンといえばワシも仕事で 行ったことがあり、シェーンブルン宮殿=写真左=などの観光名所にも一応は足を運んだのだが、どうもワシはハプスブルグ家と相性が良くないらしく、広大・豪壮な宮殿や庭園は歩き疲れただけで別に感銘を受けなかった。

妹夫婦がネットで発見・契約した短期滞在用の物件は、この宮殿の目と鼻の先にあるそうだ。東京で言えば、赤坂離宮に隣接して格安ウイークリーマンションがあるという感じか。ウィーンという街の構造はよく分からん。

これからウィーンへ旅立つ夫婦を見送るのに、ウィーナーシュニッツェル(仔牛肉を叩きに叩いて薄くした一種のカツレツ。美味)=写真右=とウィンナーソーセージを食べたり、ウィンナーコーヒーを飲んだりしちゃ嫌味だろう。(そもそもシュニッツェルなんか空港レストランのメニューにない)

女3人が何を注文したかは見ていなかったが、ワシと義弟は「おでん」とビールで腹いっぱいになった。あろうことか、見送る側がご馳走される結果にまでなった。

羽田まで行って戻る。「それが何だ」と人は言うだろうが、それで疲れる人もいるということを、世間は忖度すべきだ。

JRの尾久駅で下りて、歩いても10分前後らしい距離なのだが、疲れたし腹具合が怪しいので、駅前で待機していたタクシーに乗った。今どきのタクシーは、料金が500円前後でも嫌な顔をしない! という一つの発見をした。