巨匠・倉本聰のドラマに欠かせないもの二つ ①
それは「タバコ」と「中島みゆきの歌」じゃないでしょうか。
倉本聰ドラマとの出合いは、もちろん1980年代の「北の国から」=写真左=シリーズだ。ほかの作品も含め、脚本が出版されれば大体は読んできたくらいのファンである。
どこが好きかと言うに、社会や人間に向ける視線とか反骨精神とか、いろいろあるけれども突き詰めれば、キャスティングを始め役者への注文、音楽の好みに至るまで一切、妥協することの出来ない「頑固さ」にあると思う。好きなものはトコトン好き、嫌なことは絶対に嫌なのだ。中間はありえない。(ワシの場合は、中間もアリ)
彼のスタンスは、専門分野やタイプこそ違え黒沢明や内田百閒に一脈通じるところがあって、治五郎のように「かなり変」な者は、いちどハマるとなかなか抜け出せない。黒板五郎役を演じた田中邦衛や、さだまさしのテーマ曲がなかったら「北の国から」は、テレビドラマの歴史に残るほどの名作にはならなかったような気がする。
治五郎も中年期以降は波乱が多く、実生活で場数を踏んだので、倉本ドラマに熱中している余裕はなかったのだが去年、妹Bに薦められてテレ朝の昼ドラ「やすらぎの郷」を見るともなく見ていたら、だんだんハマってきた。
今は続編の「やすらぎの刻(とき) ~道」=写真右=を放送していて、これがまた
あ~、眠くなってきた。タバコや中島みゆきの話はどうしたんだっけ?
ま、続きはまた明日ね。