怖さ3割 楽しみ2割  初の入院・手術を前に

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 治五郎の持病「糖尿病」は、決して完治するということがない。薬によって体をだましだまし、少しでも生き永らえるしかないのである。

「酒や煙草をやめてまで生き永らえたくはない」と公言してきたワシにとって、後悔や反省の余地はない。いつかは入院・手術を強制される日が来るということは昔から承知していたのだが、2019年も押し詰まって、その日が急に訪れたわけだ。

入院といっても2泊3日。手術といったってカテーテルによる「詰まってきた血管の煙突掃除」みたいなもんだから、あまり騒ぐような話ではない。(という認識は甘い)

カテーテル 心臓・尿道・膀胱などの治療に使う、管状の器具。

「いつかは」と覚悟していても、急に「来週」と宣告されれば、やはり(特に〝管状の器具〟などは)コワイ。60代後半の現在に至るまで、ワシは一度も入院・手術を経験したことがない。どうだ結構、珍しい方なんじゃないか?(自慢するな)

怖い反面、この年で迎える「初体験」には素朴な興味(楽しみ)を覚えないでもない。

宴会を開いている場合じゃないのでは? と思うが、21日(土)のサンド会には4人の来客があった(O野画伯と相棒のT中氏、冬でもミニスカートの雅ちゃん、後輩記者の松本Y)。男女6人、煩悩を離れた「清談」に終始したことは言うまでもない。

せいだん【清談】〔金もうけ・暮らしむきの話や人のうわさ話とは関係の無い〕趣味・芸術・学問・信念などについての話。

「怖さ3割、楽しみ2割は分かったが、残り5割の内訳はどういう具合になっているのか」って? いろいろあり過ぎて、とても一言では言えんとですよ。「感慨無量」というやつでしてなあ。

かんがい【感慨】何かのきっかけで過去の経験などを思い出し、昔をなつかしがったり よく▵ここまで(今日まで生きて)来たものだ、などという思いにひたったり すること。「―をいだく / 無限のーを覚える」 ―むりょう 【ー無量】しばらく感慨にひたって、なんにも言えない状態になる様子。感無量。「―な おももち」