四十腕、五十肩、そして

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「五十肩」について、新解さんが記すところは〔=五十歳を過ぎて、肩の関節が炎症で痛み、運動しにくくなること。『五十腕』とも言う。⇒四十腕〕

「四十腕」は見出し語にもなっている。しじゅううで【四十腕】四十歳ごろになると時どき腕や肩が痛むこと。「―、五十肩」〔四十肩とも言う〕

「四十腕、五十肩」は治五郎も経験した。電車の吊り革につかまるのがつらい、乳幼児や猫を抱き上げることができない、頭をシャンプーで洗えない、果ては尻を拭くのにも難儀する。非常に厄介である。教員などは板書が出来ずに苦労するようだ。背中から肩、胸にかけての嫌~な違和感があって、夜は何度も寝返りを打たないと寝られない。

鎮痛消炎剤=写真は一例=の類をいろいろ試しても、際立った効果はない。数か月から半年ぐらいの間は腕が上がらず「お手上げ」状態だったが、それを過ぎればケロリと治まる。「のど元過ぎれば熱さ忘れる」で、あの苦しみは久しく忘却の彼方にあった。

それが、昨年十月ごろから再発したらしい。「六十六肩」というのは聞いたことがないけれど、妙に懐かしい症状である。今月下旬には心臓カテーテルで2度目の入院・手術がある。それ自体よりも、身動きできない術後の安静が怖い。六十六肩、恐るべし。