わが街にないもの

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治五郎の隠居所は、荒川区西尾久3丁目にある。JR・私鉄・地下鉄の駅は遠いから、「老体には不便で厳しい環境だな」と思うだろう。ところがドッコイ。

部屋を出ると目の前が都営バスの停留所で、東京駅(丸の内北口)まで乗り換えなしで行ける。引っ越してきて気づいたことだが、異様なまでに便利な立地なのだ。

歩いてどこまで何分かかるかを以下にまとめてみる。

1分以内・・・コンビニ、郵便局、床屋、八百屋、リサイクルショップ

3分以内・・・都電荒川線の駅、スーパー、警察署、中学校(=避難所・投票所)、図書館

5分以内・・・病院、歯科クリニック、消防署、遊園地、年金事務所

さながら小学校低学年の教科書に載っている「まち」のイラストマップを見るようで、死ぬまで遠くへ出かける必要を感じさせない。(道理で歩かなくなるわけだ)

あえて「ないもの」を探すなら大型書店=写真=ぐらいだろうか。新刊書を立ち読みする悪習慣はなくなったが、図書館が近いから不自由はあまり感じない。

望んで住みついた街ではないだけに、妙なスポットに出合った「奇縁」を感じる。

 

*このブログは隠居老人の備忘録も兼ねているので、昨夜の「サンド会」参加者も実名で記しておく(50音順)。池田美紀、加藤龍勇、小谷みどり、佐久間典子。プライバシー保護への配慮なんかはどうなっているかって? そういうものは、ありません。