2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

巨匠・倉本聰のドラマに欠かせないもの二つ ①

それは「タバコ」と「中島みゆきの歌」じゃないでしょうか。 倉本聰ドラマとの出合いは、もちろん1980年代の「北の国から」=写真左=シリーズだ。ほかの作品も含め、脚本が出版されれば大体は読んできたくらいのファンである。 どこが好きかと言うに、社会…

「字解き」のイロハ

話題がどんどん古くなるので、若いというほどではなくても治五郎よりは若い読者にとって、少し退屈かもしれない。まあ、諦めてお読みなさい。 ワシが新聞記者になった頃は、ケータイやメールがないどころか地方では公衆電話が少ないから、大きな事件事故があ…

大相撲夏場所千秋楽、むくれた治五郎親方

むくれる ㊀「怒っていることが はっきり分かるような、不機嫌な表情や態度を見せること」のやや口頭語的表現。 <米国大統領杯授与の際に、トランプ大統領の介添え役としてサポートした、審判委員の西岩親方(43=元関脇若の里)は、夢見心地の様子だった。…

小沢昭一の名言をかみしめる

人は死んだらどこへ行くか? 天に昇るとか土に還るとか、風になって空を吹きわたっているのだとか、諸説あるが・・・。 昔、俳優の小沢昭一(1929~2012)=写真左=にインタビューしていて、そんな話題になったことがある。前にも当ブログに書いたような気…

「青い山脈」のヒロイン逝去

「アッ、その女優なら知ってる。原節子でしょ? うちの死んだじいちゃんが崇め奉っていた」。ブー、原節子=写真右=は若い女教師役で、映画「青い山脈」のヒロインは女生徒・新子を演じた杉葉子=写真左=である。 <映画「青い山脈」出演で知られる女優の…

人生七十近来ザラなり

こき【古希・古稀】〔杜甫の詩の「人生七十古来稀なり」に基づく語〕七十歳(の長寿の祝い)。 この言葉は、どこに消えたのだろう。現代日本において、70歳というのは長寿でも何でもなく、それを祝うような対象ではなくなった。 先日の同期会で痛感したこと…

会社の同期会というものが面白い理由

まあ、大体こんな景色である。土曜日の午後3時、有楽町の老舗ビヤホール「ニュートーキョー」2階。 「5500円飲み放題コース」の客(12人)は、ハゲや白髪はもちろん、老人性のシミが浮き出ている(そういう現象と無縁で、50前後に見えないこともないのが2…

行く人、来る人

妻アルタンが、テレビのスポーツニュースを見て噴き出している。 「何だ」 「こんな子供が相撲を取っていいの?」 「子供じゃないよ。そいつは炎鵬といって・・・」 <現役関取ただ一人の体重90キロ台力士として奮闘する、新入幕で西前頭14枚目の炎鵬(24=…

妹夫婦の外遊を見送って疲れる

妹A(64)夫婦が1年ほどオーストリアとドイツで暮らすことになり、昨夜、治五郎夫婦と妹B(55)で羽田空港まで見送りに行った。成田だったら億劫だが、今は羽田から01時20分発のウィーン直行便が出ている。 妹Aの亭主は某T海大学で西洋史を講じているの…

「おぎはやぎ」と「亡き大女」の教訓

11日【番組】フジテレビ系列午後7時「クイズ99人の壁SP」で、「おぎはやぎ」とあるのは「おぎやはぎ」の誤りでした。東京ニュース通信社の配信にミスがあり、確認も不十分でした。(読売新聞12日付「訂正 おわび」欄) 「おぎやはぎ」(左)というのは小…

初会食が送別会

数日前、同じマンション(賃貸)の4階に住むN木さん(40代、女性)と粗大ゴミ置き場で会ったら、思いがけずガスファンヒーター(新品)を譲ってもらう話になった。急に引っ越すことになり、転居先では不要になるらしい。ご厚意は甘んじて受けるのが人の道…

それぞれの断捨離 ~高齢者と同窓会~

この春は、妙~に同窓会のお誘いが多い。3月に田舎で高校の同窓会があって、これには行けなかったが、今月は読売の同期会(いわゆる「花の昭和51年組」=全く客観性のない美称)、来月は大学時代の同窓会という具合に目白押しである。 なぜ今春に集中したの…

連休に飽きた? ワシゃそんなことないよ。

初の10連休だとかいう大型ゴールデンウイークも、最終日。「また明日から仕事か」とゲンナリしている人が多いことだろうし、「連休には飽きたからホッとしている」という人も少なくないだろう。しかし、10連休ぐらいで飽きるようじゃ、甘い甘い。 治五郎なん…

上には上がある〝オノマトペ〟③

太宰治「津軽」の冒頭に、有名な「津軽の雪」が載っている。 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざらめ雪 こおり雪 (東奥年鑑より) 東奥(とうおう)は、東奥日報という地元の最有力紙(通称トーニッポ)。青森県内では今も読売や朝日の追随を許さぬシェ…

上には上がある〝オノマトペ〟②

忘れないうちに、きのう写真を掲げた「毛布」の意味を記しておかなければならない。なにしろ一夜にして平成時代が「昔」の話ということになってしまったので。 毛布を二つに折り(折りたくなきゃ折らなくてもいいが)両端を手で持ってホコリを払う時に、毛布…