2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

激動の角界、1年を要約すると②

写真①(©共同)は、11月の九州場所で優勝・殊勲賞・敢闘賞を獲得した小結・貴景勝(左)と、敢闘賞の平幕・阿武咲(おうのしょう=右)。どちらも22歳だ。 治五郎親方は、ずいぶん前に「勝咲時代」だか「咲勝時代」だかの到来を予言したが、あながち的外れで…

激動の角界、1年を要約すると①

去年は「相撲ロス」を実感していた。15日間の大相撲中継が千秋楽(日曜日)で終わると、月曜日からは手持ち無沙汰でしようがない。(あと2か月、どう過ごすんだ⁈) それが今年は、だいぶ心境が違う。歳月というか、月の満ち欠けがどんどんスピードアップし…

また万博? もう、いいんじゃないの?

<日本が大阪誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が23日、フランス・パリで行われ、加盟国による投票の結果、日本が開催権を獲得した。大阪での大規模万博開催は1970年以来、55年ぶり2回目。国内…

「うれしいと眼鏡が落ちるんですよ」

という、オロナミンCのコマーシャル=写真=が昔あった。アナタが自分の年齢を実際より若く見せたいなら「あ、知ってる」とか「懐かしい」とか言わない方がいい。 このCMで全国的に知られるようになった大村崑(1931~)は、もともと関西限定で活動してき…

エッ、全く別人なの?

昨夕は、大相撲中継が終わる頃からテレビ各局が急に騒々しくなった。「日産ゴーン会長 逮捕」「報酬50億円 過少記載の疑い」「会長職の解任提案へ」 寝耳に水の情報をマスコミが何からどう伝えていいやら、テンヤワンヤの様子が画面から伝わってくる。 役員…

めったに外出しないと、人はどうなるか

ご高齢の先輩諸氏には、お見通しだろう。まず、毎朝いちいち着替えをする必要性を感じなくなります。「ま、いいか今日1日ぐらい」の1日が3日になり5日になるのは、当然の成り行きでありましょう。髭剃りしかり、入浴しかり。このようにして「じじむさい…

風邪を引かなくなって50年

はい、心配と言えば、そのことなのでございます。よく「馬鹿は風邪を引かない」と申すではありませんか。中3から高1にかけて一度、高熱で何日か寝込んだことがありますが、その後は風邪の症状を一度も経験しておりません。 やはり私はバカなのでしょうか?…

うまく散れなくなった日本人

「最近は相撲の話ばかりで面白くない」というブログ読者が多いのは承知しているが、治五郎は別に読者を増やそうと思って書いているわけではない。 【ブログ】〔blog←web+log〕個人が日記形式で書き込むウェブサイト。開設者は身辺の出来事や、その感想を記…

スポーツ選手のコメント今昔

何を聞いても「オッス(ウッス)」としか答えられない。それが半世紀前のスポーツ選手というもの(今はアスリートと呼ばれている)だった。 例えば、高校野球の地方大会。攻守とも絶好調で、あと1、2勝すれば甲子園へ行けるというチームの選手に、新米記者…

うらやむべし「ご当所力士」

① ② 大相撲の九州場所が、はや三日目を迎えた。毎年のことだが、一年収めの十一月場所は九州出身力士の成績が概して良く、勝ち越す力士が多いと言われる。 田舎の親兄弟や親類、顔見知りが会場まで連日、足を運んで応援してくれるのだから、普段よりも力が入…

「能」ではなく「脳」の問題。見ていてつらい

<桜田五輪相は9日の記者会見で、立憲民主党の蓮舫氏から質問通告がないため国会答弁ができなかったとしていたことについて「事実と若干違う」と述べ、自らの発言を撤回した。 桜田氏は5日の参院予算委員会で、蓮舫氏から東京五輪の理念などを問われ、即答…

キミは救急車の音に懐かしさを感じないか

「懐かしさ? 全く感じないなあ。うるさくて迷惑なだけじゃないか」という人は、自室でブラームスでも「五木の子守唄」でも、好きな音楽を聴いてて下さい。 遠くから聞こえてきた「ピーポ―ピーポ―」が接近し、目の前を通過すると「ポーピーポーピー」に変わ…

「海の親子丼」と極悪非道な私

いただき物だが新潟加島屋の「さけ茶漬」「いくら醤油漬」=写真=をセットで味わった。熱々の白飯に鮭のほぐし身とイクラを載せ、刻み海苔と大葉(青じそ)を少々。炊き立てのご飯だと、お茶や湯をかける必要はない。 お歳暮などで喜ばれる逸品らしいが、治…

テレビ局は声優を多用しすぎていないか

念のために言っておくが、治五郎は声優という職業が嫌いなのではない。まして、彼らの仕事を減らせなどと言う気は毛頭ない。 【声優】外国映画の吹替え・放送劇やアニメのアテレコなどに 声だけで出演する俳優。 往年の「巨人の星」や「刑事コロンボ」を語る…

ダメな人をいよいよダメにするSNS

「年金暮らしジジイ? おう、ワシのことかのう」(別に怒ってない) 青森市議選に初当選したばかりの山崎クン(28)=写真=とやらが、ツイッターの匿名アカウントに書いた幾つかの「差別発言」がバレて謝罪会見を開いた。 こういう人が現れて有名になった場…

世の中に絶えてコンビニのなかりせば・・・

・・・ 人の暮らしは不便ならまし もちろん、原作は<世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>だ。確か古今和歌集にある、確か在原業平の歌である。(間違ってないかな?) 桜という花さえなかったら、人の心は(きょう咲くか、あす散るかと気…

忘れかけていた言葉「健忘症」

11歳ほど年下の妹が、某大学で脳神経内科医をしている。先月も「気になる もの忘れ」と題する公開講座の講師を務めたそうだ。 昨夜、治五郎庵に遊びに来た際、その時のレジュメを使って治五郎夫婦に「もの忘れ」の本質及び傾向と対策を講義してくれた。妹よ…

「美しい日本の私」と「うるさい日本の私」

「美しい日本の私」というのは、川端康成が1968年に日本人初のノーベル文学賞を受賞した際、スウェーデン・アカデミーで行った記念講演の題名だ。高校生だった治五郎が読んでも「なるほど」と納得できる日本文化論だった(と記憶する)。 しかし中には、この…

お爺さんの知恵袋

<瓜に爪あり、爪に爪なし> 瓜(うり)=写真①=の漢字をよく見ると、爪(つめ)より一画多い。ちょうど爪のようにみえる「ヽ」が付いているのだ。これを昔の人(戦前世代)は<瓜に爪あり、爪に爪なし>と覚えた。一度覚えると、読み(書き)間違える心配…