2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

上には上がある〝オノマトペ〟①

学生さんだろうか。これまで聞いたこともなかった「オノマトペ」という言葉の意味を調べてみたのだと言う。 <オノマトペという言葉の意味は、擬音語や擬態語のことを意味する言葉です。擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のこと。そし…

新生児の命名に関する私見

「太陽の塔」=写真左=と、作者の岡本太郎=同右=。タイトルと何の関係があるのかって? 何もありません。 治五郎が「お爺さん」から「お祖父さん」になったという話をした。よく「孫は子供より可愛い」というけれど、それは(ワシが生き永らえたとして)…

おじいさん 🈩と、おじいさん 🈔

新解さんで「おじいさん」の項を読んでみよう。 おじいさん〔幼児語「じじ」「じい」に基づく「おじいさま」の口語形。口頭語形は「おじいちゃん」〕↔おばあさん ここまでは前置きで、この先が新解さんらしい「読み物」になる。 【御祖父さん】「祖父」の尊…

暗号のようなメール

第3土曜の「サンド会」は最近、開店休業状態が続いているので今月は20日がそれだということを失念しかけていた。前日になってO野画伯から銘酒「ささ浪」=写真=の差し入れが届いたのと、谷中庵時代に「いちど会」やサンド会の事務局長をお務めいただいた…

ワタクシに最も向かない仕事

はい、それはセールスマンです。(写真は、通販のジャパネット) 「見て聞いて、書くこと」以外の能力は、少年時代から全くゼロだった。もしもジャパネットに入社して「この商品をテレビでPRしてみせなさい」と言われ、それをやったら即刻クビだろう。 立…

人の七回忌に行く資格を自問する

後輩記者のM本Yから「老婆心ながら」とメールが届いて、共通の先輩であるK原さん(通称Kやん)の七回忌があるのだが、退職後の治五郎が大抵の会社関係者とは音信不通なので、K夫人のH美さんに連絡してあげたら? と言う。 M本Yは、異性だが気の置け…

50年ぶりに「敦煌」を読む

16歳、紅顔の少年(?)だった頃に読んだ。ということは、ちょうど半世紀前だったという計算になる。(この計算は合ってるかな?) 新潮文庫の井上靖「敦煌」=写真は当時の表紙=に出合ってシビレたのである。同じ頃に読んだ中島敦の「山月記」にもシビレた…

同世代の女性の呼び方

① ② もう何年も乗ったことがないが、かつては酔って終電に乗ることが多かった。終点に着いたことに気づかず、口を開けて寝ていると、親切な他の乗客や車掌さんから「終点ですよ」と教えてもらう機会も少なくなかった。(そこが中央線の高尾駅だったりすると…

「三日目の鍋物」と「学習障害」

「低能な政治家にも愛を!」と救いの手を差し伸べたい治五郎ではあるが、もはや如何ともしがたい。(ここで言う「低能」は、決して侮蔑を含意しているわけではない) 【低能】脳の発達が普通より遅れており、知能の働きが劣って見える▵様子(人) 新解さんは…

糖尿病の大先輩が新5000円札に

山田風太郎の奇書「人間臨終図巻」(全3巻)の新装版(全4巻、いずれも徳間文庫)を読み返している折も折、紙幣のデザインが刷新されるというニュースに接した。5000円札の肖像は津田梅子(1864~1929)=写真=だという。「あれ? 津田梅子の項なら、つい…

なぜか好きになれないコマーシャル

写真は( 左から)舘ひろし、小泉孝太郎、菊川怜、松岡修三。(誤字はないかな)⇨*補注アリ 常々申している通り、治五郎は「みんな違ってみんないい」主義だから、この中で「大っ嫌い」なタレントは一人もいない。(政治家になった弟に比べると軽い! とか…

井上靖の「人妻」について

<月は明るかったが、風が強かった。若者が船窓からのぞくたびに、海一面に三角波が立っていた。若者はマンジリともせず、船室に坐っていた。眼は血走り、顔は蒼かった。彼の心の中にも無数の三角波が荒れていた。その三角波の中で二つ年上の人妻の顔が乱れ…

「令和」は〝REIWA〟でいいのか?

新元号に、治五郎はさっそくイチャモンをつける気だな? と、人は思うかもしれない。そうではありません。適度の意外性があって、悪くはないと思う。 最初は抵抗があっても、よほど変わってなければ(たとえばワシが提唱していた「珍満」)、元号なんて誰で…