2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

モンゴル人力士と代理人弁護士

角界を揺るがした〝鳥取の夜〟事件が1年を過ぎて、また新しい展開を見せている。2400万円余を支払えという民事訴訟を、提訴した被害者である貴ノ岩(側)が急に取り下げたのだ。「治療費を含め、全額を自分が負担してもいい」とさえ言う。テレビでは「相撲…

ハロウィンに反発する〝縄文の血〟

治五郎はバカかもしれないが、バカ騒ぎは嫌いだ。大っ嫌いだ。 近年、この季節に渋谷で繰り広げられる若者のバカ騒ぎが社会問題になっているようだけれども、現象そのものは別に目新しいものではない。暴れるのが若者である。 ワシより少し上の「団塊の世代…

他人事として見るわけにいかないドラマ(その2)

昨日の続き? 何の話だっけ。 あ、少し思い出してきたぞ。金曜夜のTBSドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」=写真=のことかな? 大石静の脚本だというから、初回から見ている。 徐々に記憶が消えていく、アルツハイマー病によるMCI(軽度認知障害)にな…

他人事として見るわけにいかないドラマ(その1)

ん~っと、名前は何だったかな、この女優。ク・・・草・・・草刈・・・元バレリーナなんだよ。あ、草刈民代=写真①=だ。草刈正雄=写真②=の奥さん。(違うだろう) 「おい治五郎(ではなく本名)クン、最近は別に忙しくないだろう。草刈民代と一緒にイギリ…

「超」のつく門外漢が知りたい指揮者の世界

まず伺いたいのですが、どうすれば指揮者という職業に就けるのでしょうか? 幼時に音楽の世界に入って天分を発見され、苦労と挫折を繰り返しながら一段一段、上に進んでいくというのであれば、分かりやすい。歌手や相撲取りも同じだろう。 しかし、指揮者と…

どうも、やっぱり〝人身売買〟に見えていかん

「ほう、大阪桐蔭の根尾は中日が獲ったか」「金足農の吉田は秋田からさらに北上して日本ハムへ行くのか」「巨人は監督が代わっても、あまり幸先が良くないな」 プロ野球に関して、治五郎は「かなり不熱心なファン」を自認しているが、ドラフト会議のように世…

いくらでも眠れるのは、病か特技か

それは、どちらとも言えるでしょうね。 何十年も前から商売柄、朝=写真=の何時に起きて夜は何時に寝るという規則的な生活はしたことがない。仕事で何日か徹夜が続いたり、昼まで飲んで夕方から仕事が始まったりすることはザラで、時間さえ空けば会社のソフ…

陰ながら応援したくなる芸人

芸名を「和田まんじゅう」と言うそうだ=写真=。ここ2年ぐらいで芽が出てきたお笑いトリオ「ネルソンズ」の一員。あとの二人は青山ナンタラと岸カンタラで、治五郎は今のところ関心がないけれども案外、彼らの方が将来は人気を得る可能性もある。 ワシには…

「深夜食堂」との距離感

何か訳アリのマスター(小林薫)=写真=が、北新宿で深夜営業(0時~7時)の飲み屋をやっている。「客は来ないだろうって? それが結構、来るんだよ」 深夜ドラマだから見る人は少ないはずだと思っていたら結構、視聴率を稼いで映画化もされ(正・続)、…

知らなかったよ。ホントかなあ

日本文学史上、おそらく最も有名な写真2葉である。太宰治=左=と坂口安吾=右=。(©林忠彦作品研究室) 太宰の方は普通、縦長にトリミングされているから談笑している相手の背中は写っていない。この背中は誰なのか? 出版社の担当編集者だろうと思ったら…

好物を食いに行って疲れ果てる

夫婦とも、ウナギの肝焼き=写真=が一番の好物である。もちろんウナギ本体も好きなのだが、貧しい庶民にとって近年、ウナギはなかなか手の届かない高嶺の花。夫婦どちらかの誕生日前後など、何か〝晴れの日〟的な口実が要る。 しかも厄介なことに、治五郎は…

もはやサルトルは読めません

モンゴル人妻(モンゴルと人妻の間を区切らないこと)の机に「YГ」と題した自国語の翻訳書が置いてある。YГ(ウグ)は言葉という意味だ。(その程度なら分かるのだ) 原著者は誰かと見たら、Жan-ПoлЬ Capтp とある。ん~っと、これは確か「ジャン=ポール・…

「鶏口」ト「牛後」ヲ論ズ

けいこう【鶏口】〔「ニワトリの口」の意〕「―となるも牛後となるなかれ〔=大きな団体で部下になっているよりも、小さな団体でも かしらになった方が精神衛生上いい〕 ぎゅうご【牛後】〔牛の尻(の方)の意〕強大な者につき従う者。大きな団体の、低い地位…

ドイツのTVドラマに〝出演〟した話

社会部記者だった30代半ばのある日、部長から呼ばれた。(また何か不始末が発覚したかな)と心配したが、そうではなかった。 「おい治五郎君(ではなく本名)、キミはドイツにいたことがあるんだって? ドイツ語は出来るのか」 「子供の頃に3~4年いました…

現代の2大「嫌われ者」

言うまでもありません。その二つは、①野良猫 ②喫煙者でありましょう。(写真は、①保健所での殺処分を待つ猫 ②往年の名優ゲーリー・クーパー) この30~40年の間に、どちらも「アイドル」から「社会の敵」に転落した。彼らは、もうどこへも逃げ場がない時代に…

「贈収賄のネズミ講」とは名言である

デーモン閣下=写真左=のことを、テレビのニュース番組が「デーモン閣下さん」と呼んでいるのを聞いた。「デーモン閣下」という芸名に「さん」を付けるのは間違いではないだろうが、何か違和感がある。「天皇陛下さま」みたいな・・・。 どうもデーモン閣下…

スター大量生産の時代に、ついて行けない

いずれアヤメかカキツバタ〔=① 二つの物が よく似ていて、区別しにくい形容 ②二人の女性の美しさが甲乙つけがたい形容〕 上に三人の人気女優の写真を並べてみた。どれが誰なのか、治五郎には峻別できない。みんな違って、みんな綺麗というしかない(個々の…

コミュニケーションと侮蔑

治五郎が幼少の頃、二人いた祖父の一人がこう言ったという話を聞いたことがある。「このワラシぁ、わ~んか昼行灯だいんたな」。津軽弁を標準語に翻訳すると「この子は、少~し昼行灯みたいだな」となる。 【昼行灯】〔昼にともす行灯のように〕ぼんやりして…

「タレント議員制限法」は作れないものか

憐れむなかれ、治五郎は今や他人のフルネームを記憶できない。この写真の人物は誰かって? 「そのまんま東」だろう。確か本名は東国原(ひがしこくばる)ナンタラちゅうんだ。(写真は、限りなく違法に近い育毛剤の誇大CM) ビートたけし門下のお笑い芸人…

「寅さん50年」への複雑な思い

「やっぱり土曜は寅さん!」とかいう惹句で、BSテレビ東京が何巡目かの連続放映を始めた。もう何年来、「釣りバカ日誌」と交代で繰り返している。 著作権料だけ払えば、必ず一定の視聴率を稼げるのだ。いかがなものかと思うが、これには幾つかの要因がある…

山松ゆうきちの不思議な世界

てっきり「過去の人」だと思っていたので、漫画家の山松ゆうきち (1948~)が今も現役らしいと知ったのは意外だった。 といっても、治五郎は単行本になった彼の諸作品=上=を読んだことがない。そもそも少年時代を除き、漫画に熱中した経験がない。青年時…

誰も知らない「YKK」と「お富さん」の関係

誰も知るわけはないのだ。YKKと聞いてファスナー=写真左=などを製造する有名企業だと思うのが、まず間違っている。これは横山・笠原・北島の略である。 三人とも治五郎の現役記者時代の同僚・先輩で、今のワシの年になる前後に事故や病気で他界した。彼…

自転車の旅は、ハマるとやめられないらしい

写真は、治五郎の若い友人の一人・石田ゆうすけ君(後ろ姿)である。彼のブログ「石田ゆうすけのエッセイ蔵」のトップページに掲げられている。 ワシのサンド会にも2度ほど来てくれた。どういう人かというと、かつて7年半をかけて単身、地球を一周したチャ…

台風などの災害情報をめぐる1、2の感想

今年の夏は、気象庁の緊急会見を見る機会が多かった=写真は、気象庁予報課のK主任予報官=。この人の表情や話し方が、治五郎はとても好きだ。 「幸せな面相」とでも言おうか、顔が明るいのだ。親の育て方が良かったのか、あるいは現在の家庭環境に恵まれて…