髭剃りと塩飴

f:id:yanakaan:20180818155502j:plain© 横山光輝(「三国志」)

今夕のサンド会に「行きますよ」というメールが(1件だが)来た。(前触れなしに来る人もいるから人数は未定)

スッポンポンで部屋の中を這いずり回っているわけにもいかない。髭も、2週間ほど剃らずにいたらだいぶ伸びた。

昔、モンゴルで3か月ほど剃らずにいた時は関羽=上=のようになったものだが、今は全体が白髪というか白髭だから、放置すればチンギス・ハーンみたいになるだろう。そう言ったら、妻が一笑に付した。

【一笑】笑うこと。「―に付する〔=問題にしないで、笑って済ませる〕」

チンギス・ハーンじゃなくてアル中の浮浪者に見える」

(女というものは、どうしてこう単刀直入でミもフタもない物言いをするのだろう)

【身も蓋も無い】露骨過ぎて、含蓄が全く無い。

いつもの床屋に行って「髭剃りだけ」と注文する。年季の入ったオバサンが、ワシの顔中にシェービングクリームを塗って剃り始めたら、ワシが少しせき込んだ。動くと危ないので、オバサンが剃刀を止め「人生なめずにコレなめて」と、塩飴を一粒くれた。

短時間だが気持ちがよくてウトウトする。目が覚めると、鏡に映っているのは関羽でもチンギス・ハーンでもなく、韓流ドラマでよく見るイケメン俳優だった。

(男というものは、どうしてこう身の程知らずなのだろう)