世の中に絶えてコンビニのなかりせば・・・

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・・・ 人の暮らしは不便ならまし

もちろん、原作は<世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>だ。確か古今和歌集にある、確か在原業平の歌である。(間違ってないかな?)

桜という花さえなかったら、人の心は(きょう咲くか、あす散るかと気にしなくていいので)のどかなんだがなあ。というような意味だろう。

日本全国津々浦々、個人経営の商店がどんどん消えてコンビニだらけになった。(面白くない!)と感じているのは治五郎だけではないはずだが、コンビニの隆盛は〝国民の総意〟に基づくものと言える。24時間、開いている店があるという便利さに慣れると、もう後戻りは出来なくなるのが人間というものだろう。

夜中に「あ、マヨネーズが切れてた」「ちょっと唐揚げでも食いたいな」という時、現代人は近所にコンビニがないと「もうダメ」なのだ。生死に関わるのだ。(それほどの問題ではないような気もするが)

家から歩1分以内の「セブンイレブン」が、先月中旬からリニューアル工事をしていて閉店中。非常に不便だ。

深夜にブログを書いていてタバコが切れると、往復600~700メートルのファミリーマートまで歩いて行って来なければならない。(タバコをやめれば済む話なのでは? という鋭い意見にも一理あるが、そういう耳の痛い話題はまた今度ね)

改装をほとんど終えたセブンイレブンは、あさって7日の朝から営業を再開する由。心中、ホッとしながら「ダメになってゆく私」を自覚する治五郎老人なのである。