やはり一日二食以上は体に合わない

f:id:yanakaan:20190110052234g:plain f:id:yanakaan:20190110125745j:plain

 

 実を言うと20代後半から50代の終わりまで、一日三食という生活はほとんど経験していない。現役記者時代の平均的な一日を振り返ってみよう。

昼前を目標に出勤するだろう(出勤も何も、記者クラブや会社のソファで目を覚ますことが多かった)。同僚との付き合いもあるから近所で蕎麦かラーメンぐらいは食う。すると、もう深夜まで固形物は胃が受け付けない(液体は別)。

日によって、食事どころではない忙しさが続いたり、暇でしようがなかったりする落差は付き物の業界だ。 一人暮らしは割と得意だったので一応、栄養のバランス=左図=は心得ているつもりだが、絵に描いたような定年離婚・再婚後は必然的に食事の回数が増えた。昼にも夜にも固形物を摂取して、胃が悲鳴を上げるようになって久しい。

昨日なんかも、13時から映画「ジャッカルの日」=写真右=を見たのだが、昼食後だった治五郎には「便意との闘い」だった。この映画(1973年)は、ドゴール・仏大統領の暗殺を企む孤独な殺し屋の周到な準備を描いた傑作エンタテインメント。

スト2~3分に凝縮された強烈なスリルを再び味わいたいのに、肝心なシーンの直前にトイレへ行きたくなって往生した。なんとか我慢しきれて個室に駆け込み、無事に用を足した瞬間の充足感と言ったら! ワシには、やはり一日一食が向いている。