おじいさん 🈩と、おじいさん 🈔

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新解さんで「おじいさん」の項を読んでみよう。

おじいさん幼児語「じじ」「じい」に基づく「おじいさま」の口語形。口頭語形は「おじいちゃん」〕↔おばあさん

ここまでは前置きで、この先が新解さんらしい「読み物」になる。

🈩【御祖父さん】「祖父」の尊敬語。自分の祖父▵に呼びかける(を指して言う)語。また、相手や、話題にしている第三者の祖父を指して言う。🈔【御爺さん】親族関係にない年取った男性▵に呼びかける(を指して言う)語。例、「昔むかし、あるところにーとおばあさんがいました」

これで十分なのだが、新解さんは語彙によって「運用欄」というのを設けている。

⑴🈩は、他人に対して自分の祖父を言う場合「そふ」が普通だが、親しい間柄では「うちのおじいさん」のように言うこともある。

⑵🈩は、年取った夫婦の間で、妻が夫に呼びかけるのにも用いられる。

⑶🈔は、もう年寄りだと謙遜・自嘲を込めて用いることもある。例、「こんなおじいさんに声をかけていただいて」

新解じいさんは、何をそう謙遜・自嘲しているのであろうか。

実は治五郎も先週までは、🈔の意味でしか「おじいさん」という言葉を使わなかったのだが、さる4月21日(日)の正午過ぎに孫(♀)が生まれた由。統一地方選荒川区議選で1票を投じていた時間帯だ。

これでワシも(Jリーグじゃないが)🈔から🈩に〝昇格〟したのだ。(続きは後日)