「年齢」と「過ち」三態

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 ①Aさん(44、女性)の場合・・・今夜がカレーライスなので、きのう買っておいた福神漬=写真左=を取り出そうと冷蔵庫を開けたら、思わず「あーっ」と悲鳴が出た。そこにあったのは、メンマ(しなちく)=写真右=。「カレーには福神漬、ラーメンにはメンマ」という夫の強い先入観が交錯して、うっかり買い間違えたのだ。

 ②Iさん(88、旧通産省官僚)の場合・・・池袋で運転中にブレーキとアクセルを踏み間違えたらしく、歩行中の女性(31)と娘(3)をはねて死亡させたほか9人に重軽傷を負わせた。はっきり言って当人はヨボヨボで、謝罪行脚どころではない。世論の高まりで、高齢者の〝運転免許返上ブーム〟には一役を果たした。

③Jさん(66、治五郎)の場合・・・年齢は①と②の中間に位置する。カレーは、うまく出来た(味のコントロールはワシの担当)けれど、覚えたレシピばかりか「いまテレビに映ってた人」の名はすぐに忘れる。44、66、88という「ぞろ目」には、いろいろ注意が必要なようです。(注意してどうなるというものではない)