川の水を汲んできて体を拭く生活

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風呂もシャワーもない環境で肉体の清潔を維持するにはどうするか?

任せなさい。近くの川=写真=へ行って水を汲んでくる。大きなヤカン(金属の洗面器でも可)で湯を沸かして適当な温度に薄め、体を拭くのである。川の水が凍っている場合は、割った氷を持ち運ぶ(この方が運びやすい)。

治五郎は38歳の時、そういう暮らしをモンゴルで3カ月ほど経験した。人間の生体というものは、たまに洗わないと異臭を発するように出来ているので、せめて温水で拭かないとシュラフ(寝袋)に入るたびに自分の体臭で失神しそうになる。

なぜ昔の体験を思い出したかと言うと、わが現住居の給湯設備が故障したらしく、入浴中に突然、湯が水になるという事態が続いたから。ワシは2~3週間ぐらい体を洗わなくても平気の平左だが、女はそうもいかないのだろう。

妻(モンゴル人)が管理会社のY不動産に電話で交渉したところ、築30年だかの当マンション(賃貸)はあちこちガタが来ているらしく、給湯器を取り換えるという言質を得た。ガス会社が見積もりに来たのはいいが、その後が進捗しない。

再び電話したら「今度の日曜には工事に行く」ということになった。幸い水道には問題ないから、近くを流れる隅田川まで水を汲みに行く必要はないが、いくらモンゴル人でもヤカンの湯を頼りにしなければならない生活は大変だろう。

日曜日よ早く来てくれ! (ワシゃ平気だけどね)