日朝首脳会談がウランバートルで開かれる可能性の有無

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何だ、この2棟の建物は。埼玉県あたりの市営住宅か? と人は思うだろう。

左側の広告塔(みたいな物)は無かったが1991年、治五郎が初めてモンゴルへ行った頃は、ウランバートル市内に外国人が泊まれるようなホテルが2軒しかなかった。その一つが「バヤンゴル」=写真=。バヤンは「豊かな」、ゴルは「川」。それをワシは「豊川旅館」と置き換えて語彙を徐々に増やしていった。

「一流ホテル」にしては停電・断水が多くて、8階の自室まで階段を上ったり、シャワーが冷水になって風邪をひきそうになったりしたことが何度かある。(さすがに近年は他のホテルも増え、そういう話はあまり聞かなくなった)

米朝首脳会談が終わって、日本独自の「拉致問題」を解決するにはどうしても日朝首脳会談が必要だという話になっている。事務レベルの交渉・調整がウランバートルで進行中だという。なぜモンゴルで? と疑問を感じる日本人が多いのは当然だ。

社会主義時代のモンゴルは、旧ソ連の属国みたいな存在だった。北朝鮮とは兄弟みたいなもんだ。戦後の日本は、アメリカの属国みたいな存在だ。(沖縄を見てみい)

「親分には何も言えない子分」という意識を共有している。日朝首脳がウランバートルで顔を合わせるという案は、そう突飛なものではないだろう。

問題は、海外から押し寄せるマスコミに対応しきれるかどうか。バヤンゴルの経営陣と従業員の明日を、ワシは少し心配しておるんじゃよ。