今こそ「JB放送」の構想を明かそう
スポーツ新聞のコラムか何かで、こういう話を読んだ。高齢の歌手(元)に会ったら、最近はBS以外のテレビを見ていないと言う。「ゴールデンタイム(午後7時~10時)の地上波番組は若い人が騒いでいるばかりで、何が面白いのか理解できませんから」
もっともな話である。治五郎はその歌手(元)より10も20も年下だが、同感だ。その時間帯にBSが何をやっているかというと、目立つのが「昭和歌謡」関係。高齢になって終日、ボーッとテレビでも見ているしかない世代が激増しているのだ。
この傾向は加速するだろう。なにしろ若者が減って年寄りは増える一方なのだから。そこで、治五郎プロデューサーに「JB放送」というアイデアがある。高齢者専門のチャンネルを新設するという大胆な構想である。
その理念を説明するより、ある日(平日)の番組編成案を例示した方が早かろう。
17:30 鉄腕アトム=写真①=
18:00 ニュース(生)
18:30 歌は世につれ 美空ひばり=写真②=編
20:20 天気予報
21:15 懐かしの銀幕 「青い山脈」=写真④=
あんた、そこで笑ってるけどねえ、これは超高齢化社会が進めば進むほど結構、視聴率を稼ぐようになると思うんだよ。
ところで「JB」とは何の略かって? もちろん「じじばば」ですよ。