兄弟子と弟弟子の口の利き方

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今場所は白鵬が通算勝利数で魁皇(現・浅香山親方)を超え、記録を更新した。素直に祝福したい。(写真が違ってるって? 分かってます)

これは2015年に当時の関脇・照ノ富士(今は大関)が初優勝して、付け人の駿馬と抱き合うシーン。なかなか感動的だった。駿馬はかなり年季を積んだ力士で若い照ノ富士の大先輩に当たるが、今も幕下の下の方にとどまっている。

この時の会話は、照「おい、やったぞ」駿「おめでとうございます!」なのか、あるいは駿「おい、やったな」照「ありがとうございます!」なのか。そこんところがワシにはよく分からん。

若い力士が大先輩を追い抜いて地位を逆転するのはよくあることで、現に最近はどの相撲部屋でも世代交代が進んでいる。兄弟子たちのカワイガリという名のイジメ?に耐えて弟弟子は出世していくわけだが、実力本位の世界で兄弟子を超えたり、弟弟子に越されたりした場合、言葉遣いは変わるものなんだろうか。

下級の力士を俗に「ふんどし担ぎ」といい、会社などでも下っ端という意味で使われるけれど、年下の横綱大関は年上の幕下や三段目に対して「俺の回しを片付けとけ」と言うのか、それとも「片付けといて下さい」と言うのか。

関取(十両以上)が幕下以下に陥落したり、その逆のケースが頻繁に起きる(だから大相撲中継十両下位と幕下上位が最も面白い)。番付の上下次第で言葉遣いが変わるとしたら、何か面白いコントが出来るような気もする。

本当のところはどうなのか。できれば誰か、お相撲さん自身に教えてほしいな。