早すぎる歳月、覚えきれぬ名前
また、もう満月である。この1か月間の早かったことと言ったら、それこそ「光陰」という1本の矢が一瞬のうちに目の前を横切ったかのようだ。
【光陰】〔「光」は日、「陰」は月の意〕再び元に戻ることの無い、時の流れ。「-矢の如し」
大相撲夏場所の15日間などは、誇張ではなく3日間で終わったという印象だ。
加えて今月は、日本大学=校章=アメフト部の事件があり、マスコミもネットも大いに盛り上がった。「勇気ある当該選手」の記者会見に始まって独裁的な監督、コバンザメみたいなコーチ、少し変わった司会者(日大広報部、元共同通信論説委員長)、よく分からない学長など、次から次へと個性的なキャラクターが会見を開いた。
例えは良くないだろうが「三国志」や「忠臣蔵」にも通じるドラマ性が感じられ、退屈しなかった。惜しむらくは登場人物が多すぎて、ワシには名前が覚えきれない。
先ほど、関東学生アメリカンフットボール連盟(だったかな)が発表した監督・コーチらの処分内容には、大岡越前守ファンでなくても大方が納得したのではないか。
スポーツで有名なマンモス私大幹部の権力志向体質は、治五郎が見るところ根が深い。「これをもって一件落着!」とはなってほしくないのだが・・・。