嫌いな食べ物? ありませんね

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酒飲みなので、訪問先で和菓子なんか出されると内心(チェッ)と思うことはあるが礼儀として、うまそうにペロリと平らげることぐらいは朝飯前だ。

「好き嫌い」という言葉があるが、ワシに食べられないものはほとんど皆無。「好き好き」なのだ。いわゆるゲテモノ関係は除くとしても、昆虫類の唐揚げとかヒツジの脳みそなどは好物に属する(えっ、十分にゲテモノだって? そうかなあ)。いつか沖縄で食したイラブ―(海ヘビ)だけは少し喉につかえる感じがしたが・・・。

その辺のスーパーやデパートの食品売り場に行くと、食べたくないものを探すのに苦労する(そんなものを苦労して探す人がいるもんだろうか)。しかも、舌の好みが安上がりに出来ているらしく、魚で言えば鯛やヒラメより、サバ=写真は、しめ鯖=を筆頭にイワシ、サンマの方が数段うまい(と感じる)。

もちろん、少し値の張る好物もある。「日本3大珍味」として万人が認める(ホントか?)生ウニ・カニみそ・あん肝(アンコウの肝)ね。これにホヤを加えて「4大珍味」としたい密かな願望も、ないではない。(なにせノンベエなので)

食いしん坊だと思われそうだが実は食が細く、50を過ぎたら宴会などで注文するのは畳イワシと、ナスの浅漬けぐらい。隣の後輩(♀)に「飲んでばかりいないで、もっと食べなきゃ」と言われ、思い切って「サバのヘシコ」を追加するのが関の山だった。

田舎の両親(90歳と89歳)は共に「食べたことがない=食べられない」食品が無数にあって、あん肝もヘシコも「ゲテモノ」の類に感じられるだろう。どうしてワシみたいな息子が生まれたのかは「突然変異」と説明するしかないようだ。