「ハラスメント」考
ハラスメント(造語)〔harassment=悩ませること〕何らかの方法で当人に苦痛を与えるようなことをすること。また、その苦痛。
セクシュアルハラスメント〔sexual harassment〕性的嫌がらせ。特に職場などで、女性に対して当人がいやがる性的な言葉を男性が口にしたり行動に表わしたりすること。セクシャルハラスメント。セクハラ。
パワーハラスメント〔和製英語←power+ harassment〕組織において、地位や職権を利用して部下に嫌がらせを行ない、心身に苦痛を与えること。略して「パワハラ」とも。
アカデミックハラスメント〔和製英語←academic+harassment〕大学や研究機関で、指導的な立場にある人が学生や所員に対し、権力を悪用して(性的な)嫌がらせや差別的な扱いなどをすること。アカハラ。
(新解さんは若くない男性と見られ、そのことによる限界なのか、出産関係が弱点らしい。「マタハラ」には全く触れておらず、それどころか独立した項目としては「マタニティー」すら無い。「マタニティードレス〔maternity dress〕妊婦服」のみ)
治五郎くらいの年になるといろんな人間を見てきているから、各種ハラスメントの見聞には事欠かない。どうも、セクハラの常習者にはハラスメントを働いているという認識がないように思える。相手が嫌がっているということなど思いも寄らないのだ。
例えば男が、それほど親しいわけではない女の肩に手を置く。彼女が嫌がっているということを想像できないのだ。女に嫌われている男ほど、その傾向がある。(女の方だって勝手なもので、A男に肩を触られればセクハラだが、B夫だったらオッケーなのだ)
ことほどさように、ハラスメントというものは言葉や行為そのものではなく、相手が「嫌だ」と感じるかどうかが問題なのである。
不思議でならないのは、100%セクハラ男でも普通に結婚して子供がいるという現実である。夫婦間や家庭内では結構「いいパパ」で通っていたりする。一体どうなっているのだろうか? タデ=写真は花で、葉が辛い=を食う虫が多いということなのか?
「蓼食う虫も好きずき」〔=人の好みはさまざまで、外部からは分からないものだ〕